英司会者、メーガン妃への発言で番組降板も…視聴率では金字塔
ピアース・モーガンがホストを務める英ITV「Good Morning Britain」でヘンリー王子夫妻のインタビュー番組を非難し、「自死を考えた」などと発言したメーガン妃に関しては、「彼女の言うことはほとんど信用できない」とばっさり切り捨てた。それに対して4万件以上のクレームが殺到。「The Guardian」などによれば、メーガン妃が「彼の発言に怒ってはいないが、メンタルヘルスの問題を抱えている人々に対する影響力などを考えると不適切な発言」と番組側にクレームをつけたという。ピアースは番組降板を余儀なくされたが、ピアースの再登板を求める声はクレームを上回り、すぐさま嘆願書に11万3000件以上の署名が集まった。
ピアースが、ヘンリー王子夫妻のインタビューについて語った日の「Good Morning Britain」の視聴者数は、129万人でシェアは35.3%。対するライバル番組の英BBC「BBC Breakfast」は125万人で33.4%。「The Telegraph」などによれば、「Good Morning Britain」が「BBC Breakfast」の視聴率を上回ったのは、2014年4月のオンエア以来初めての快挙だという。
ピアースは自身の公式Instagramで、「私の最終目標は『BBC Breakfast』の視聴率を上回ること。私の役目は終わった」と勝利宣言。また、「言論の自由については絶対に曲げられないと思う重要な問題だ」と強気の姿勢は崩していない。
また、「自分が言いたいことを言うことが発言の自由だと考えているのに、誰かに何か言い返されると、それを無礼だという人たちがいる」という故チャーチル英首相の言葉を引用し、英王室を批判しながら、反論するメーガン妃をさらに非難している。「ピアースをやめさせないでほしい」「言論の自由はどこへ?」と応援や復活を求める声もあり、既に別の番組からオファーも来ているとか。今後の動向が注目されている。
文/JUNKO