キャサリン妃、自身の挙式会場を白いコートドレスの装いで訪問
英国で1回目のロックダウンから1年となった3月23日、ウィリアム王子とキャサリン妃が、揃ってウェストミンスター寺院を訪問。キャサリン妃の振る舞いと装いが注目を集めている。
この寺院は、2011年の4月29日に、ウィリアム王子とキャサリン妃が挙式を行った思い出の場所。今月初めからワクチン接種会場となっており、2人は過去1年間を振り返る「Day of Reflection」として、新型コロナウイルスによる犠牲者を追悼するとともに、会場にいた第一線で働く医療従事者やボランティアらと気さくに会話をする様子が伝えられた。
この日のキャサリン妃は、前髪をアップにし、サイドを後ろにまとめて裾をカールさせたヘアスタイル。これまで幾度となく着用している、英国発アヌーシュカのパールのドロップイヤリングに、先日、オールキャメルで決めていた公務で履いていた、ジミー・チュウのスウェードのパンプス、メティエ・ロンドンのスウェードバッグと今回も着回し品が主だったが、推定3000ポンド(約44万9000円)のアイボリーのコートはおニュー。キャサリン・ウォーカーの、キャサリン妃の鉄板である貝殻を彷彿とさせるスカラップデザインと、レース使いの前身頃がエレガントな装いだった。
ケンジントン宮殿の公式Twitterなどには、スーツ姿のウィリアム王子とアイボリーのコートドレスで、ウェディングドレス姿で挙式時に歩いた通路を歩いている姿などもお披露目されているが、「結婚式を彷彿とさせる」「気品に満ち溢れている」といった声が。
また最近の公務では、メーガン妃に「キャサリン妃に泣かされたのは私。花束と手紙で謝罪された」と暴露されたことを受けてか、仕草や表情も硬く、自己防衛反応が強く働いていると専門家が指摘しており、心労によるお疲れモードが見て取れた。ウィリアム王子がキャサリン妃を気遣う様子が印象的だったが、今回は、ジェスチャーを交えて話したり、身体の動きも快活で、2人で歩いている様子は堂々としたもの。一目見て、これまでのキャサリン妃に戻ったようだと感じる人たちも多かったようだ。
その理由について、「OK!」などによれば「キャサリン妃自身もとても傷ついていましたが、ウィリアム王子がヘンリー王子と話したことを、ヘンリー王子夫妻経由でメディアに暴露されたことで、ウィリアム王子は怒り以上に、話し合いすら難しい状況に失望感を覚えています。キャサリン妃は、今度は自分が全面的にウィリアム王子をサポートする番だと感じている」ようで、白いドレスで心機一転、新たなスタートを切る覚悟を感じた人たちからは、「負けないで」「キャサリン妃を全面的に応援します」「英王室を誇りに思います」といった激励の声が寄せられているようだ。
またロイヤルファンなどからは、これまでアマイア・キッズの花柄のマスクを使用していたキャサリン妃が、水色のサージカルマスクを着用し、しかもフィット感を出すためにサイドバンドをクロスして使用していることにも、「サージカルマスクでもエレガント」「ブルーのマスクで医療従事者へのリスペクトを示している」「一方的な暴露にとらわれずに公務に取り組む姿は、まさに英王室の鏡」と絶賛されており、英国民の激励を味方に、奉仕の精神にのっとり、前向きな一歩を踏み出したようだ。
文/JUNKO