斎藤工、初長編監督作でゆうばり映画祭に登場!村上淳に「男前で悔しい」とボヤかれる
現在開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017で3月3日、斎藤工が「齊藤工」名義で撮り上げた長編映画『blank13』が上映。上映前の舞台挨拶に、監督・出演の斎藤工と出演者の村上淳が登壇した。上映前から会場には長蛇の列ができ、中には朝6時から並んでいたという強者も。北海道だけでなく、関東、関西、九州といった地方からもはるばる来場した観客が詰めかけ、会場は満席となった。
壇上に上がった斎藤と村上が「ただいま」と言うと会場は盛大な拍手で包まれ、客席からは歓声が。ゆうばりを楽しんでいるか?と尋ねられると、斎藤「偶発的に何かが起こって、気がついたら一般のご家庭にいた…」とゆうばり常連ならではとも言える驚きのエピソードを明かし、村上は「セレモニーでお餅をついて、部屋に戻ってずっとYouTubeでブルゾンちえみを見てました」と笑わせた。
2人のつながりについての質問になると、斎藤は「初めてお会いしたのは阪本順治監督の『この世の外へ クラブ進駐軍』の打ち上げに参加させていただいた時。初対面で『淳さんは映画撮らないんですか?』と聞いたら『中途半端な役者が撮る映画は中途半端になるから俺は撮らない』と言われてショックで、その言葉のおかげで『いい役者になるにはたぶん250年くらいかかるから、自分は一生映画撮れない』と思ってました」と告白。
一方の村上は「(斎藤工は俳優としても映画監督としても)両方男前だから悔しいんだよ」と言い、「普段あまりテレビは見ないんですが、斎藤くんが出てるやつは見てます。大晦日の(サンシャイン池崎のパロディ)は悔しかったね」とジェラシー(?)をのぞかせつつも、「この作品には日本を代表するトップの俳優が集まってます。これは斎藤くんの人望、人徳です」と斎藤を絶賛した。
『blank13』は、ギャンブル好きで13年前に失踪していた父が余命3か月で見つかり、その後、父の葬儀で知られざる父の素顔が明らかになっていく…という実話を基にしたストーリー。高橋一生が主演を務め、松岡茉優、リリー・フランキーら豪華キャストが集結し、音楽監督を金子ノブアキが担当している。【取材・文/Movie Walker】