「鬼滅の刃」遊郭編、宇髄天元役の小西克幸が「魂を燃やして」と気合十分!

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「鬼滅の刃」遊郭編、宇髄天元役の小西克幸が「魂を燃やして」と気合十分!

開催中の「AnimeJapan 2021」で「鬼滅の刃」のトークステージが3月27日に開催され、声優の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡が登壇。2021年放送予定の新作テレビシリーズ「遊郭編」のキーパーソンとなる宇髄天元役を演じる小西克幸も参加し、本シリーズにある特別な熱気について語り合った。

花江夏樹、「すべて炭治郎のおかげ」と感謝
花江夏樹、「すべて炭治郎のおかげ」と感謝[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

吾峠呼世晴の人気漫画を原作としたテレビアニメ「鬼滅の刃」。家族の敵を討つべく”鬼狩り”の道へと進む主人公の竈門炭治郎と仲間たちが、次の任務地である“無限列車”の中で鬼たちに立ち向かっていく姿を描いた劇場版『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、国内映画の歴代の興行収入ランキング1位の記録を更新し続ける大ヒットを果たすなど、幅広い世代からの人気を獲得。第44回⽇本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞している。この日の司会は本作のプロデューサーを務める、アニプレックスの高橋祐馬が担当した。

“煉獄さん”日野聡は「派手派手で頼もしい男が導いてくれる」とエール
“煉獄さん”日野聡は「派手派手で頼もしい男が導いてくれる」とエール[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「いまだからこそ話したいこと」をテーマにトークを繰り広げることになると、伊之助役の松岡が「花江夏樹の熱量」と口火を切り、「これがすべて」と炭治郎役の花江の姿勢に惚れ惚れ。「この現場ってどんな空気感なんだろうと思っていた。現場に行ったら、本当に信じられないくらい熱量があった。いままで自分が声優という職業をやらせていただいて、いろいろな現場で培ったものをフルに出しても、これは届かないかもしれないと。とにかく出して、出して、出して、それでも届かないなら『ごめんなさい』をするしかないなというくらい」と現場の熱気を証言し、「夏樹がすべての人を引っ張ってくれた。自分たちもやらなきゃいけないし、限界まで出すものなんだと思った」と語る。

するとプロモーション映像を録音した際に「自分のなかで結構頑張ったな、これをずっと続けていけばいいのかと思っていた」という善逸役の下野も、「現場に行ったら、花江くんが簡単にそれを超えていった。俺、足りてないなって思った」と告白し、煉獄役の日野も「俺も思った」、禰豆子役の鬼頭も「引っ張ってくださった」と同意する。

花江は「ひとえに炭治郎のおかげ」と役柄に感謝し、「彼の頑張りや優しさとか根本の気持ちを考えると『これくらいでは足りない、もっとだ』と思う。彼は本当に努力する人だから、それに負けていたら炭治郎として成立しない。気持ちで炭治郎に負けないように寄り添った結果」と熱量の秘密を明かしていた。

2021年に新作テレビシリーズとなる「遊郭編」が放送されることも決定している。すでに収録も始まっているとのこと。宇髄天元役を演じる小西は、「やっぱり熱量がすごい。人の生き死にを描いているからこそ、みんなが魂をぶつけている」とアフレコの感想を吐露。「これまではほんの少しの登場だったので、皆さんとがっつり絡めることが楽しい。皆さんから順番に受け継いできたものがあるので、テンションも上がるし、気合も入る。緊張と『楽しもう』という気持ちでやっています」と笑顔を浮かべる。

小西と掛け合いのシーンを演じたという下野は「小西さんは『こう来たら、そこを超えていこう』のをすでにやっている。また宇髄さんの熱量は、善逸に近いものを感じる」とにっこり。「いいシンクロ具合だと思ってやらせていただいた」と続けると、小西は「下野くんが、最初から上げすぎなんです。そうしたらもっと上に行かなきゃいけないじゃない!最初から120(パーセント)くらいでやるじゃん!」と悲鳴を上げながらも、楽しそうに語っていた。

日野は「煉獄の熱い魂は、炭治郎たちが引き継いでくれる。これからは派手派手で頼もしい男が、彼らを導いてくれる」と宇髄への期待を語り、小西も「『鬼滅の刃』で脈々と受け継がれている魂を燃やして頑張っていきたい」と気合十分。花江は「さらにパワーアップしたものをお届けできると思っている」と力を込めていた。

取材・文/成田 おり枝

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