広瀬すず&中条あやみ、露出度高め!チア衣裳を着た率直な感想は?

インタビュー

広瀬すず&中条あやみ、露出度高め!チア衣裳を着た率直な感想は?

映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(3月11日公開)で夢に向かって走り出すチアリーダーを演じた広瀬すずと中条あやみ。肌の露出が多いチア衣裳もとびきりキュートだが、「“伝えたい”という温度が大切だった」とチア精神をも内面に身にまとって、実話から生まれた青春ストーリーを演じきった。衣裳を着た率直な感想や、仲間と絆を育んだ撮影現場について聞いた。

本作は、2009年に全米チアダンス選手権大会で優勝した福井商業高等学校チアリーダー部“JETS”をモデルにした青春ドラマ。ダンスの猛練習にも励み、JETSの青春を体現した。しなやかかつキレあるダンス、ハツラツとした笑顔など、チアダンスの魅力がひしひしと伝わってくるが、広瀬は何よりも「JETSの方たちが持っていたエネルギー、パワー、星のようなものを持てるかどうかが大事だと思った」とキラキラと輝くJETSを演じるためには、精神面を重視したと話す。

劇中でも「センターに立てる人と立てない人がいる」とのセリフがあるが、広瀬は「全米に行ける人を演じるためには、JETSの方たちと同じ温度を持っていないといけない。すごく難しいなと思いました」と苦労を吐露。「温度にこだわった」と言うが、それは同じく表現者である女優業においても言えること。

「送り手に温度があることで、見ている方に伝わるものの強さは絶対に違う。それはいろいろな作品をやらせていただいている中でも、いつも感じることでもあります」とまっすぐな瞳を見せる広瀬。先輩女優・天海祐希との共演も刺激となったようで、「天海さん演じる早乙女先生は目力も強いし、言葉にも力がある。そんな早乙女先生だからこそ、絶対についていくことができると思った」と熱量の高さを感じ取った。

心を寄せることだけでなく、もちろん肉体面・トレーニング面でのハードさは相当なものだっただろう。中条は「もちろん踊れるかという不安もありましたし、精神的・肉体的にも大変になるだろうと覚悟して現場に入りました」と毅然とした姿勢で臨んだというが、「ここまで活発な役は私にとって初めてのこと。楽しみという気持ちが一番大きかったです」とポジティブに向き合った。

撮影現場では、仲間の存在が大きな励みとなった。中条は「みんなで助け合って、撮影を乗り越えられたと思います。同じ状況にいるからこそわかり合えることもあるし、力を合わせながらできたのがこの映画。不安もあったけれど、結果として得られたものの方がずっと多かった。長くみんなと一緒にいたからこそ出る表情、ダンス、チームワークが映し出されていると思います」と劇中と重なる絆を築けたことに、自信をのぞかせる。

バリエーション豊かなチアリーダーの衣裳にも注目だ。美脚、おへそ、デコルテなど大胆に露出することになったが、広瀬も中条も「全然、恥ずかしくなかった!」と声をそろえる。広瀬は「思いっきりふざけた表情とかもしていた。チアがさらけ出すものだからこそ、まったく恥ずかしくなかったんだと思います。でも水着と同じくらいの露出をしているんだね」と改めて話すと、中条も「今考えるとね。思いきりがあるね。おでこも全開だし!」と楽しそうにニッコリ。

「これを着る前はみんな『お腹が出る衣裳だから、ごはんを食べないようにしよう』と言ってたんです。でも結局みんな食べてた!」と中条いわく、お年頃の女子ならではの言葉も飛び出していたようだが、結果的には食欲旺盛だった様子のメンバー。熱き友情・葛藤が胸に迫り、彼女たちの元気な笑顔に励まされる青春ストーリーをぜひ劇場で楽しんでほしい。【取材・文/成田おり枝】

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