及川光博と古谷徹がシャアとアムロのコスプレで登場。及川にとってガンダムは「ナポリタン」
「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(5月21日公開)のトークイベントが4月27日に丸の内ピカデリーDOLBY CINEMAで開催され、ガンダム好きで有名な歌手で俳優の及川光博と、アムロ・レイ役の古谷徹が、それぞれシャアとアムロの衣装で登場。当初は『逆襲のシャア』(88)を上映予定だったが、緊急事態宣言となり、イベントは無観客で行われた。
古谷はアムロのコスプレを喜び「わざわざ作っていただいたんですよ。今日上映するはずだった『逆襲のシャア』の時のコスチュームで、ちゃんと地球連邦軍のマークが入ってます」とご満悦だ。
及川は古谷と同じステージに立てたこと自体に感激し「アムロがアムロの服を着てるんですよ!直視できない」と言ったあと、自身のマントを翻し「私、ガルマ・ザビなら得意なんですが、シャア・アズナブルということで緊張します。でも、金髪まで寄せてこれなかった。仕事の関係で」と残念がった。
古谷は「一応、世界コスプレサミットでは、ずっと審査員長をさせていただいてるんですが、ファーストガンダムのコスプレしか持ってなくて。でも僕は『逆襲のシャア』が一番好きなので、うれしいです。やったあ!」と大喜びだ。
及川が「どこで着ますか?」と古谷に尋ねると「今年のコスプレサミットはこれを着て審査します」と言う。及川は「僕は営利目的じゃなければ自分のライブで着てもいいですか?翻したいじゃない。42年間好きですから」とガンダム愛を炸裂させた。
また、2人の人生においてガンダムはどういう存在なのかと尋ねられると、シリーズを通してアムロを演じてきた古谷は「僕にとってはライフワークです。アムロ・レイという1人の一生を全部演じたいと、僕は常々思っているので。Zガンダムと『逆襲のシャア』の間は映像化してませんのでやってほしい。自分の分身でありライフワークである作品」と熱い想いを口にした。
及川は「ひと言で言うと、ナポリタンです」と言うと、古谷は「え?」と驚く。及川は続けて「子どものころから好きで、嫌いになれない。ずっと好き。ナポリタンかすき焼きです」と言うと、古谷は「なるほど」とうなずいた。
最後に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』について、古谷が「『逆襲のシャア』からの正当なる宇宙世紀の後継作品だと理解してます。ぜひとも人類の未来とニュータイプの生き様をみなさんの目で見届けていただきたい」と言うと、及川も「何度も観たい。早く続きがみたい。CG、画力、声優さんのお芝居と、総合芸術だと思います」としっかりとアピールした。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、「機動戦士ガンダム」生誕40周年を記念し、“宇宙世紀”の次なる100年を描く「UC NexT 0100」プロジェクトの映画化第2弾。主人公は、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアで、彼の率いる反地球連邦政府組織「マフティー」が地球連邦政府に対抗して始動する様を描く。
取材・文/山崎伸子