寂しさよりも…ヘンリー王子夫妻がいなくなって英王室は穏やかに?
ヘンリー王子夫妻の英王室脱退や暴露インタビューは、故フィリップ王配、エリザベス女王、そしてロイヤルファミリーのメンバーに多大な心労と悲しみをもたらしたが、逆に2人がいなくなったことで、穏やかな環境を整えつつもあるようだ。
関係者が「Mirror」に語ったところによると、「ヘンリー王子夫妻がいなくなって、いま宮殿内は以前より穏やかになっています。2人と、未成年の少女たちに対する性的搾取の疑惑により公務から距離を置くこととなった、女王の次男アンドルー王子の3人分の公務は、3男のエドワード王子と妻のソフィー妃が全面的にサポートをするようになり、うまく機能しています」。
「ヘンリー王子夫妻が、王室のシニアメンバーとしてやるべきことを理解できないことが、大きな問題の一つでした。彼らが自分たちの思う通りにできないために、何かとトラブルになることがなくなっただけでも、昨年3月の英王室脱退以降、多くのことがよりシンプルに進むようになりました。特にこの1年間、エリザベス女王から絶大な信頼を受けているソフィー妃の存在と貢献度は目覚ましく、チャールズ皇太子を筆頭に、カミラ夫人、アン王女、ウィリアム王子とキャサリン妃、エドワード王子とソフィー妃の7人のシニアメンバーが、将来の英王室を担うべく前を向いて、しっかりとエリザベス女王をサポートしています」とのことで、周囲が思うよりも、英王室メンバーは前進しているようだ。
ちなみに1995年に故ダイアナ妃が暴露インタビューを敢行したのは、14年間にわたるチャールズ皇太子との婚姻生活の後、すでに別居していたときだった。結婚当時からチャールズ皇太子が婚姻中だったカミラ夫人と不倫関係にあったことや、ヘンリー王子誕生の際のチャールズ皇太子の第一声が、「また男、しかも赤毛」だったなどと言われていることから、長年にわたって我慢を重ねた末のダイアナ妃の行動には同情の声が多く、現在も一部でチャールズ皇太子の不人気ぶりは続いている。
しかし、メーガン妃は、まだ結婚して日が浅く、英王室メンバーとなってから長くないうえに、ダイアナ妃とは違い、夫であるヘンリー王子が味方をしている。比較的年齢層の高い英国民の間では、英王室側が多くの支持と同情を集めており、ヘンリー王子夫妻による暴露インタビューの打撃は少なかったようだ。
文/JUNKO