ヘンリー王子、故ダイアナ妃のウェディングドレスのクレジットから称号が削除
現地時間6月3日から来年1月までの間、25年の時を経て、故ダイアナ妃がチャールズ皇太子と結婚した際に着ていた伝説のウェディングドレスがケンジントン宮殿で一般公開されているが、クレジット名のヘンリー王子の称号が削除された。
デヴィッド&エリザベス・エマニュエル夫妻がデザインしたこのドレスがケンジントン宮殿で展示されたのは、過去に1995年の1度だけ。2014年からウィリアム王子とヘンリー王子がドレスを所有しており、7月1日に生誕60周年を迎える故ダイアナ妃へのオマージュとして、英王室のファッションを振り返る展覧会「Royal Style In The Making」にて展示されることになった。
その際にはこのドレスのクレジットには、「lent by HRH the Duke of Cambridge and HRH the Duke of Sussex」と書かれていたが、「Express」などによればこれは管理上のミスで、ヘンリー王子を示すサセックス公爵の前からHRHの称号を削除したという。
昨年1月のヘンリー王子夫妻の英王室離脱の際に、エリザベス女王がHis Royal Highness(殿下)という称号を使用させないという苦渋の決断をしていた。そしてヘンリー王子夫妻に第2子が誕生したことが明らかになる1日前に、英王室の公式ウェブサイトが一新され、ヘンリー王子夫妻の降職とともにヘンリー王子の現在の紹介欄から、HRH及びPrince Harryという文字が削除された。ヘンリー王子に対してはThe Duke of Sussex(サセックス公爵)及びHe(彼)、ウィリアム王子に対しては、The Duke of Cambridge(Prince William)、ケンブリッジ公爵、及びHRHが使用されており、今回の展示案内及びクレジットも足並みをそろえたことは当たり前ではあるが、離脱劇を改めて明白にした形となった。
文/JUNKO