断れない状態の事前申請?ひ孫の名前に愛称を使われた女王の心中は

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断れない状態の事前申請?ひ孫の名前に愛称を使われた女王の心中は

ヘンリー王子夫妻に、現地時間の6月4日、第2子となる女児が誕生。リリベット・”リリ”・ダイアナ・マウントバッテン・ウィンザーという名前のファーストネーム、リリベットは、エリザベス女王が故フィリップ王配や家族から呼ばれていた愛称で、一部ロイヤルファンらは怒り心頭の様子。

この命名が、女王に敬意を表すことでヘンリー王子夫妻からの和解の申し出という報道がある一方で、王室専門家が「Good Morning Britain」で、「リリベットという愛称は非常にプライベートなもの。きわめて無礼で無神経」「チャールズ皇太子が孫に対して母親の愛称を呼ぶなどとは、とても想像できないこと」「エリザベス女王は嬉しくないはず」などと発言。それに対してジャーナリストが、「敬意を表されて女王が嬉しくないわけがないでしょう。侮辱なんてナンセンスです。メーガンの母ドリアは、メーガンのことをフラワーと呼んでいましたから、ドリアにも敬意を表しています。ダイアナ妃はスズランの花(lily of the valley)が好きだったことからリリ(Lili)を選ぶのは自然なこと」と反論している。

また英王室のしきたりでは、事前に女王に子どもの名前を申請して話し合い、女王が気に入らなければ却下することもできるというが、ヘンリー王子夫妻が事前に相談したのかについては王室関係者が「Page Six」に次のように語っている。「夫妻が一番最初に娘の誕生を知らせたのはエリザベス女王。ヘンリー王子が女王に直接電話で伝えている」と語っている一方で、ロイヤルファンの想像通り、別の王室関係者は「電話して伝えたと言っても、『娘が誕生しました。リリベットと名付けるつもりです』というある意味の事後報告で、とてもダメとは言えない状況での結果報告に過ぎなかったのではないか」と語っており、出産から2日後に正式発表を行ったことにも、何かしら意味があるのかもしれない。

いずれにしてもロイヤルファンからは、「リリベットと女王の前で呼ぶことを想像しただけでも恐ろしい神経の持ち主」「亡くなったばかりのフィリップ王配を思い出させる無神経な行為。あきれてものが言えない」といった厳しい声や、「アメリカには王室がないからわからないが、英国民にしてみれば、例えばメジャーリーグ(MLB)で永久欠番を勝手に使用されたファンの怒りのようなものなら、怒りは当然だ」といった声も寄せられている。

文/JUNKO

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