特別講師は瀬田なつき監督!中学生対象のワークショップ「TIFFティーンズ映画教室2021」参加者募集
<特別講師プロフィール>
●瀬田なつき監督
1979年、大阪府生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科在学中、修了制作『彼方からの手紙』(08)を監督。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)で商業長編映画デビュー。主な監督作品に、映画『5windows』シリーズ(2011-2015)、『PARKS パークス』(17)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)、ドラマは『セトウツミ』、『声ガール!』、『カレーの唄。』、『あのコの夢をみたんです。』などがある。
<コメント全文>
●東京国際映画祭チェアマン 安藤裕康
「映画は、人生や社会について思いをめぐらすきっかけを与えてくれる最も身近な藝術です。そして映画を鑑賞するだけでなく、実際の制作に携わることは、そうした考察を深める上で大きな助けになるでしょう。
今回中学生の皆さんが参加する「TIFFティーンズ映画教室」を通じて、将来の日本映画界を荷う人材が誕生するとしたら、これほどうれしいことはありません。また、たとえ映画の道に進まずとも、その経験が皆さんの将来の成長と飛躍につながるとしたら、素晴らしいなと思います。多くの方のご参加をお待ちしています」
●(一社)こども映画教室代表理事 土肥悦子
「映画に“正解”はありません。チームのみんなが最善と判断した“納得解”があるだけです。①大人が手出し口出ししない、ことで、こどもたちは自ら考え、コミュニケーションをとり、判断していくことになります。そして、②本物の映画人に出会う、ことで、映画づくりへの真剣なまなざしや態度から‟映画とは何か“を体感していきます。映画づくりは人と関わらずには成し遂げられず、また自分と向き合わずにはいられないものです。中学生という、人生においてもっとも多感で、もっとも生きづらさを感じる年代に映画づくりを体験することは彼ら彼女らにとって大きな自信となるでしょう。この活動も5年目となり着実にその結果を見せています。TIFFティーンズ映画教室は映画づくりというキャリア教育であり、また、コミュニケーション能力を培うものでもあり、なにより人間教育としてこどもたちの大きな成長の機会となるでしょう」
文/タナカシノブ