ヘンリー王子、故ダイアナ妃像の除幕式前日にチャリティ団体の授賞式に出席
現地時間7月1日の故ダイアナ妃像の除幕式に出席するため、6月25日に英国入りしたヘンリー王子が、イベント前日となる30日、キュー・ガーデンで行われたWellChildの授賞式をサプライズ訪問した。
2007年からヘンリー王子がパトロンを務めるWellChildは、重病を抱える子どもや若者たちが、できる限り自宅で生活できるように、サポートを行うことを目的とする英国のチャリティ団体。2019年5月に第1子となるアーチーが誕生した際には、自分たちに贈るギフトを、同チャリティに寄付するように呼びかけていた。本来であれば、授賞式は9月に行われる予定だったが、ヘンリー王子の来英に合わせて前倒し。集まった子どもたちやその家族にとっては、嬉しいサプライズとなった。
ヘンリー王子はスピーチで、「2007年にパトロンになってから、この団体とここにいる人々は、とてつもなく特別な存在として私の心に刻まれています。当時私は父親ではなかったのですが、いま2人の父親となり、WellChildのサポートによって言葉では言い表せないほどの困難に立ち向かう、それぞれの家族の回復力に畏怖の念を抱き、インスパイアされることで、すべてのことにより深いつながりを感じています」と語ったという。同ウェブサイトやTwitterには、屋外でのプライベートパーティで、集まった家族に語り掛ける姿などが掲載されており、サイト上にはヘンリー王子への感謝と敬意が綴られている。
これらの様子を見た人々からは、「昔のヘンリー王子に戻ったみたいですね」「皆に寄り添う姿はウィリアム王子にソックリ」「ヘンリー王子にしかできないこともある」といった声もある一方で、「パトロンも英王室のメンバーの仕事では?」「除幕式を利用してのPR活動はやめるべき」といった厳しい声も寄せられている。
このイベントには、歌手のアン・マリーや、昨年8月に娘を授かった歌手のエド・シーランも出席し、ヘンリー王子と歓談する様子も捉えられている。シーランは、前日に行われたユーロ2020(欧州選手権)のイングランド代表VSドイツ代表の試合を、妻のチェリー・シーボーンとともに、ウィリアム王子夫妻とジョージ王子の斜め後方のVIP席で観戦していたが、特に会話を交わすことはなかったようだ。
文/JUNKO