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世界は弱肉強食…昆虫が人間を襲う時代が到来だ!!

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世界は弱肉強食…昆虫が人間を襲う時代が到来だ!!

ヒッチコックの『鳥』(63)やスピルバーグの『ジョーズ』(75)など、動物が凶暴化して人間を恐怖に陥れるパニック映画。そんなアニマルパニックもので、久しぶりの傑作が完成した!『ビッグ・バグズ・パニック』(11月28日公開)だ。

本作に登場するのは、タイトルからもお分かりのように“バグズ=昆虫”。だが、それは小さなものではなく、人間以上のサイズに巨大化した見るもおぞましいものばかりで、全編にわたって人間VS昆虫の壮絶なバトルが繰り広げられるのだ。

突然意識を失い、目覚めると世界が巨大な昆虫に支配されてしまった事を知る、さえない男クーパー。彼は生き残った人々とともに武器を手に取り、巨大な昆虫たちに立ち向かうのだが、昆虫に寄生されて不気味な「虫」になった人間や他の動物たちとも戦うハメになる。

こう書くと、まるで『エイリアン』シリーズのようなハードでグロテスクなモンスター・パニック・ムービーに思われるかもしれないが、それだけではない。確かに鳥肌が立つようなグロテスクな描写があり、人類の存亡をかけたハードな戦いが描かれてはいるものの、主人公のキャラクターや物語全体に漂うノリが軽く、随所で笑わせてくれるのだ。

監督のカイル・ランキンが企画した当初は、超低予算映画になる予定だった本作。だが、あまりにも脚本が面白かったため、急きょ一流のスタッフが集められ、彼が意図していた迫力のアクションや最新のデジタル技術をユーモアと共存させたパニック・ホラー・コメディーとなったのだとか。2009年最後の傑作とも呼べるこの映画を、ぜひご堪能あれ!【トライワークス】

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