カンヌ国際映画祭、オープニングで話題をさらったのは無名ゲストの胸出しドレス?
現地時間7月6日から2年ぶりにカンヌ国際映画祭が開催され、オープニングを飾った『Annette』で主演を務め、シャネルの広告塔を務めるマリオン・コティヤールが、1年前から一目惚れしていたというワンショルダーのシルバードレスで登場するなど、セレブたちが煌びやかなドレスでレッドカーペットに参戦。様々な規制はあるものの、久しぶりに、コロナ禍での現実を忘れさせてくれるような、華やいだエンターテインメントの世界が復活した。
しかし、今回同プレミアでのっけから話題をさらった1人は、無名のゲスト。素肌にバストギリギリのあまりに丈が短すぎるリスキーなクロップトップのトップスに、プリーツのロングスカートというセットアップの装いの女性が、会場入りする人々に交じってレッドカーペットが敷かれた階段の途中で、下半分の乳房が露出した写真を「Daily Mail」が掲載。
その様子を捉えた同紙は、その女性がわざわざ階下に向き直って左手を頭の後ろに上げるポーズを取ったことから、「ハプニングではなく、リスキーなクロップトップで話題をさらった」と報じている。
過去にはベラ・ハディッドの“股間ドレス”などが話題になった同映画祭だが、今回ハディッドは、2002年春夏のランウェイでナオミ・キャンベルが着用した、ロングトレーンが特徴のホルターネックのジャン=ポール・ゴルチエのヴィンテージドレスを着用。ヘアもアップにまとめたモノトーンドレスでクラシックにまとめた装いだった。
昨今のカンヌは、大物スターがクラシックかつゴージャスな装いで集う祭典から、モデルなどが多数出席することで露出過剰なドレスを着用する祭典になりつつあり、品位が下がると揶揄されることもある。今回は、ゲストの大胆な装いには相変わらず批判的な声もある一方で、コロナ禍での自粛ムードや閉塞感に疲弊した人々からは、「久々の解放感」「ヌードビーチにヌーディストがいっぱいのカンヌらしい」といった声や、セレブたちのドレスアップした姿には、「日常を忘れさせてくれる」「これぞエンターテインメント」「気持ちが明るくなった」といった声も寄せられており、映画業界の本格復活が期待されている。
文/JUNKO