『竜とそばかすの姫』がカンヌで世界初披露!14分間の大喝采に、細田守監督も感無量|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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イベント 2021/7/16 16:25

『竜とそばかすの姫』がカンヌで世界初披露!14分間の大喝采に、細田守監督も感無量

『サマーウォーズ』(09)の細田守監督が12年ぶりにインターネット世界を舞台に描きだした最新作『竜とそばかすの姫』(公開中)。このたび本作が、現在開催中の第74回カンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出され、現地時間15日に公式上映となるワールドプレミアが開催。スタンディングオベーションが約14分間も続く大喝采を巻き起こした。

本作は母親の死によって心に大きな傷を抱えた主人公が、“もう一つの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながら懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。主人公のすず/ベル役にはミュージシャンの中村佳穂が抜擢され、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、そして役所広司と佐藤健など細田作品ならではの豪華なキャストが揃ったことでも大きな話題を集めている。

映画祭メイン会場の前に敷かれたレッドカーペットにタキシード姿で登場した細田監督は、前作『未来のミライ』(18)が第71回カンヌ国際映画祭と並行開催された「監督週間」で上映されて以来、3年ぶり2度目のカンヌ訪問。上映前に「いま世界中がコロナ禍にあり、本当に映画祭が開催されるか心配していましたが、しっかり開催されていることにホッとしました」と安堵の表情を見せると、「映画文化がまた復活して盛り上がりをみせるというその瞬間に立ち会えることは、映画の作り手の一人として誇らしい気持ちです」とコメント。


そして公式上映の会場となったドビッシーホールには10代からシニア層まで約1000人の観客が来場し、場内満席の大盛況。細田監督が入場すると、上映前にもかかわらず会場中から大きな歓声と拍手が起こる。そして世界初上映が終わると割れんばかりの拍手が会場いっぱいを包み込み、場内の観客は総立ちに。感無量の表情で立ち上がった細田監督は深々とお辞儀をし、齋藤優一郎プロデューサーや海外関係者らと固い握手を交わした。

その後、急遽行われた上映後の挨拶に立った細田監督は「気持ちのこもった拍手を本当にありがとうございます」と観客に感謝の意を述べた。現地の観客からは「細田監督のベスト作品」「美しい映画で感動しました」など、大絶賛の声が上がっている本作は、すでに『未来のミライ』をアカデミー賞ノミネートに導いたGKids配給のもとで年内にも北米公開されることが決まっている。ふたたび細田作品が世界を賑わすことになるのか、その動向に注目しながら、まずは本作の圧巻の世界を映画館でじっくりと堪能してほしい。

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