『竜とそばかすの姫』が、細田守作品史上1位のスタート!入道雲が浮かぶ新ビジュアルも到着

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『竜とそばかすの姫』が、細田守作品史上1位のスタート!入道雲が浮かぶ新ビジュアルも到着

細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が7月16日より公開され、7月18日までの公開3日間での興行収入で8.9億円、観客動員数60万人を突破する、歴代細田守監督作品で興収No.1のヒットスタートを切った。

本作はインターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、”もう一つの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。ミュージシャンの中村佳穂がヒロインのすず/ベル役の二役を務め、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、役所広司らが参加し、さらに「竜」役に佐藤健が扮する。

【写真を見る】“美女と野獣”をモチーフとした本作、注目を集める映像美にくぎづけ!
【写真を見る】“美女と野獣”をモチーフとした本作、注目を集める映像美にくぎづけ![c]2021 スタジオ地図


初日アンケートによると、44.5%:55.5%の男女比で、女性が上回る結果に。年代は20代が一番多く、次いで40代、僅差で30代、50代と続く。主人公が女子高生であることやモチーフとなっている“美女と野獣”の影響か、女性層から支持を多く得ているようで、カップルや家族でのペアも多い。

鑑賞理由の1位は「細田監督作品が好きだから」が54.9%でもっとも高く、次いで「ストーリーがおもしろそうだから」が33.8%と、オリジナル脚本である本作へ期待感を持って劇場に足を運んだという動機が多く、また「メインテーマや音楽に惹かれて」も23.1%を記録していることから、今作の大きな要素である「音楽」が強い関心を得ていることが明らかになった。

また、これまで公開されたビジュアルでは細田作品の代名詞でもある青空を封印したものが続いたが、ついに第3弾のポスターとして入道雲が浮かぶ夏空のビジュアルが解禁された。本編では実現しない主人公のすずと<U>での<As>(分身)であるベルが笑顔で歌う姿が描かれた本ビジュアルは、「すずとベル、2人を青空の下で歌わせてあげたかった…!」という細田監督の想いの元で制作されたそう。細田監督自らがデザインし、現実パートの作画監督の青山浩行が「すず」を、CG作画監督の山下高明が「ベル」をそれぞれ担当した。

音楽に惹かれている観客も多数
音楽に惹かれている観客も多数[c]2021 スタジオ地図

カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションとなる「カンヌ・プルミエール」部門に選出され、ワールドプレミア上映を実施した際には、14分間に及ぶスタンディングオベーションと喝采を浴びた本作。Twitter上では、「感動した!劇場で観るべき!」「いままでの細田守作品のなかで一番好きかも…」「音楽と映像がすばらしい!」といった声も多く上がっている。今後のロングヒットにも、大いに注目していきたい!

文/編集部

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