「死霊館」のジェームズ・ワンが仕掛ける新たな恐怖…『マリグナント 狂暴な悪夢』日本公開が決定
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(10月1日公開)など拡大を続ける「死霊館」ユニバースの生みの親であり、「ソウ」シリーズや「インシディアス」シリーズなどの傑作ホラーを手掛けてきたジェームズ・ワン監督。彼が3年ぶりにメガホンをとる『マリグナント 狂暴な悪夢』が11月12日(金)に公開されることが決定。このたびUS版ポスターと予告映像が全世界同時解禁された。
ワン監督が製作と原案を兼ねた完全オリジナルストーリーとなる本作。初解禁となったUS版予告映像は、アナベル・ウォーリス演じるマディソンが、次々に人を襲う謎の殺人鬼の悪夢に悩まされるシーンから幕を開ける。漆黒の姿でどこからともなく現れ、予測不能な動きを見せる殺人鬼。そしてその犠牲者が増えるたびに、マディソンは凄惨な殺人現場を疑似体験し、自身の隠された過去に導かれていくことに…。
これまで世界中を震撼させるホラー作品のみならず、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)や『アクアマン』(18)といったエンタメ大作など、あらゆるジャンルでその才を発揮してきたワン監督。本作が完成した際には自身のSNSに「この映画をどう表現したら良いかわからないけれど、とても興奮しています!僕が手掛けたいままでの作品とは一線を画すような、様々なジャンルをミックスしたオリジナル映画を作りたかった。でも自分が観て育ったようなホラーの精神はちゃんと作品に生きています」と投稿し、強い自信をのぞかせている。
ワン監督の原点回帰でありながら、ホラー映画史を塗り替えるような新しいタイプのホラー映画の誕生に期待が高まるばかり。なお本作は、本編の凄惨なバイオレンス描写を理由にR18+(18歳未満の鑑賞不可)作品に指定されている。果たしてどのような作品に仕上がっているのか。続報に乞うご期待だ。
文/久保田 和馬