『孤狼の血 LEVEL2』が現代アート界へ勢力拡大!人気アーティストとのコラボアートが完成
柚月裕子の同名小説を原作に、2018年に日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした『孤狼の血』。その3年後を描いた続編『孤狼の血 LEVEL2』が8月20日(金)より公開される。このたび本作が様々なジャンルとコラボしていくプロジェクト「コロウノチVS(バーサス)」の一環として、現代アート界とのコラボが決定。人気アーティスト3名によるコラボイラストが解禁された。
前作の世界観にどハマりする熱狂的なファンが数多く生まれたことから始動した本プロジェクトでは、すでにアイナ・ジ・エンドがインスパイアードソング「ロマンスの血」を発表し、「極主夫道」のおおのこうすけや「BEASTARS」の板垣巴留ら人気マンガ家がコラボイラストを描きあげ大きな反響を集めている。そしてこのたび、音楽界・マンガ界につづいて現代アート界へ勢力を拡大。コラボアートを手掛けたのはイラストレーターの長場雄、コラージュアーティストの河村康輔、ビジュアルアーティストのFreddy Carrascoの3名。
「どの場面を描いてもいい絵になりそうで、一つの場面に決めることに迷いましたが、映画を観終わった後もしばらく上林成浩を演じる鈴木亮平さんの余韻が強かったので、鈴木さんの出ている場面から一つ選びました」と語る長場は、本作で日岡(松坂桃李)の前に立ちはだかる上林(鈴木)と、暴力団抗争の黒幕を暴こうと奔走する記者の高坂(中村獅童)らとの一場面を、自身の特徴である白と黒の線でシンプルに描いている。
また「映画の世界観にある全体的な強さと恐怖感を一枚の静止画のなかに閉じ込め物語を表すアートワークになるように意識しました」と語る河村はポスタービジュアルをコラージュし、フィルムノワール的世界観を再構築。そして「映画のなかで特に印象的だったのは登場するキャラクターたちの威勢の良さと堂々とした態度でした。彼らのなかには私の故郷であるドミニカ共和国の親戚に似ている人もいたので、作品制作の際には彼らのスタイルを表現することに気を配りました」と語るCarrascoは、組事務所の看板を前に佇む上林の存在感をコミック的に表現。
そして、これらのコラボレーションビジュアルを使用したムビチケ前売券(カード)が緊急発売されることも決定。メイジャーのサイトにてネット販売されるほか、8月9日(月・祝)から六本木 蔦屋書店で開催される『孤狼の血 LEVEL2』フェアにて8月13日(金)から8月19日(木)の1週間限定で店頭発売も行われる予定。さらに券面の種類は問わずムビチケ購入者のなかから抽選で、いずれかのコラボレーションアートポスターが当たるキャンペーンも開催。是非ともこの機会に、現代アート界を代表するアーティストたちが描く『孤狼の血 LEVEL2』の世界を堪能してみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬