MCUの新時代を告げる新ヒーローがベールを脱ぐ！『シャン・チー』ワールドプレミアが開催

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)より日米同日公開されるのに先駆け、現地時間16日にロサンゼルスにてワールドプレミアが開催。マーベルが贈る新ヒーローのシャン・チー役を務めたシム・リウをはじめとしたキャスト・スタッフ陣、そしてMCUの次作『エターナルズ』(11月5日公開)を手掛けるクロエ・ジャオ監督らスペシャルゲストが一堂に会した。

撮影で実際に使用された衣装の数々で彩られたレッドカーペット会場のエル・キャピタン・シアターには、世界各国から集まったメディアのほか、事前に選ばれた幸運なファンが集結。ファンの多くはマーベルの歴代ヒーローたちのコスチュームをまとい、なかにはいち早くシャン・チーになりきった人も。また会場の外にも入ることができなかったファンが多数詰めかけ、熱狂ムードに包まれた。

大きな歓声に包まれながらレッドカーペットに登場したリウは、「いまこの瞬間、何時間も並んで待ってくれた多くのすばらしいファンに囲まれ、ファンの愛やサポート、喜びをひしひしと感じている。私にとって夢が叶ったようなできごとです」と、かねてより大ファンだったというマーベル作品の仲間入りを果たした喜びを述懐。「実際に完成作を観てもらえるのがとにかくうれしいです。最高の瞬間です。日本のMCUファンの皆さんにも楽しんでもらいたいです」と語った。

また、ビビッドカラーのビスチェにワイドなシルエットのパンツスーツで登場したオークワフィナは、「どのマーベル作品にも人間味があって温かみがある。本作のストーリーには多くの人が共感すると思いますし、ユニークな作品でもあるれけど壮大なマーベルの世界にぴったりとはまる作品でもあると思います。とにかく参加できて幸運です」と満面の笑み。さらに「シム・リウがどんなにかっこいい俳優かということを観客に是非観てほしいです。笑って感動して、スタントに圧倒されることを願っています」と本作の魅力を猛アピール。

そしてマーベル・スタジオの社長で本作でも製作を務めるケヴィン・ファイギは「これまでの作品の主な役割は、新たな登場人物を紹介することでした。そしてこれまで紹介されてきた新たなキャラクターたちが一つの作品、もしくはクロスオーバー作品に集結する準備が整いました。この作品は、新たな、そして重要なマーベルヒーローの起源の物語にあたります。これから非常に重要な存在となるヒーローの誕生なのです」と、本作がMCUの新時代の幕開けを飾る重要作品であることを強調した。

刻一刻と迫る、“最強ゆえに戦いを禁じた”新ヒーロー誕生の物語がベールを脱ぐ瞬間に、期待は高まるばかりだ。

文/久保田 和馬