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『夢判断、そして恐怖体験へ』青木涼と山岸芽生が語り合う“夢”「この世界は不思議に満ち満ちている」

インタビュー

『夢判断、そして恐怖体験へ』青木涼と山岸芽生が語り合う“夢”「この世界は不思議に満ち満ちている」

「青木さんの背中からも、せつなさや愛が伝わった」(山岸)

ーーではお互いの目から見て、「青木さんは圭治役にぴったりだなと思うこと」。「山岸さんは葵役にぴったりだなと思うこと」はありましたでしょうか。

山岸「あります!圭治は葵が質問しても『それはいつかわかりますよ』と返したり、すぐに答えを出さなかったりするところがありますよね。不思議な雰囲気を匂わせてくる(笑)。でもそれって、葵が自分で答えを見つけるまで待ってくれている…という、圭治の優しさなんですよね。青木さんとは撮影の空き時間にもお話させていただくことがありましたが、青木さん自身も、私に対して同じような接し方をしてくださいました。私が悩んでいると一度自分で考える時間をくれて、その後に『こういうことなんだと思う』と自分なりの答えをお話しすると、、さらなるアドバイスをくれるんです。そういった部分は、圭治ととても重なりました」

青木「そんな意識をしてアドバイスしていたわけではないんですが…(笑)。でも山岸さんが悩んでいる時は、自分の答えを押し付けるよりも、一緒の視点に立って物事を考えていけたらいいなと思っていました」

「葵の誠実さも、山岸さんと重なるものです」
「葵の誠実さも、山岸さんと重なるものです」

ーー青木さんは、山岸さんについて葵と重なるなと思う点はありましたか?

青木「山岸さんは、葵そのままのような方です(笑)」

山岸「あはは!」

青木「山岸さんの明るさや積極性には、僕自身、撮影中にとても助けられました。特に撮影の直前になると、緊張感もあったのか、自分の世界に入ってしまうようなところがあったように思うんですが、山岸さんがいつも明るく話しかけてくれて、僕を外の世界へと引っ張りだしてくれました。現場に行くと、山岸さんの明るい笑い声が聞こえてくるので、彼女の控室がどこにあるのかわかるくらいなんですよ!それくらい山岸さんの周りは、陽のオーラが漂っていました。また葵の誠実さも、山岸さんと重なるものです。僕、実はホン読みの時に、山岸さんに泣かされた瞬間があったんです」

「青木さんのお芝居を見ていて、すごいなと思うことがたくさんありました」
「青木さんのお芝居を見ていて、すごいなと思うことがたくさんありました」


ーーそうなんですか!

青木「葵が、ある女の子を救いたいという一心で『どうしたらあの子を助けてあげられるんですか?』と言うセリフがあるのですが、ものすごく伝わってくるものがあって、涙が出てしまって…。ホン読みで泣かされたのは、初めての経験です」

ーー山岸さんは、青木さんが涙していることに気づいていましたか?

山岸「気づきました!青木さんには硬派なイメージがあったので、びっくりしました!でもそう言ってくださって、本当にうれしいです。私も青木さんのお芝居を見ていて、すごいなと思うことがたくさんありました。圭治には自分だけが見ている世界があって、だからこそ“なんとかしたい”、“救いたい”という想いが強い人。自分のためではなく、“誰かのために生きる”という責任感を持ちながらも、時には自分の無力さを実感したりもする。青木さんが演じる圭治を見ていると、背中からもそういったせつなさや愛が伝わってきました」

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