伝統芸能の世界へ没入!3面スクリーンと舞が融合する「神・鬼・麗 三大能∞2020」が本日より配信
2021年夏に実公演を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大と政府の発表を鑑みて配信公演へと切り替えた「スペクタクルライブステージ 神・鬼・麗 三大能∞2020」。本公演の先行配信が、本日8月27日より「ミレール」にてスタートした。
本公演は日本の伝統芸能である「能」と、東映が誇る最先端のコンピューターグラフィックス技術によって表現される幻想的かつリアルな世界が融合した、まったく新しい没入型のエンタテインメント。通常は映画館として営業している丸の内TOEIに特設された3面スクリーン。それに囲まれたステージで舞う能楽師。邦楽にオーケストラが加わった舞台音楽に、聴覚を刺激する大迫力の音響。配信でありながらも実公演と変わらないほどの臨場感と立体感を可能にし、この上ない“ライブ感”を実現させている。
総合監督を務めるのは、「仁義なき戦い」シリーズで知られる日本映画界の巨匠・深作欣二を父に持つ深作健太。映画の現場からキャリアをスタートさせ、現在では演劇やオペラの世界にも進出するなど、多方面でその才を発揮する日本有数の演出家である深作が、歴史ある「能」の世界をどのように表現しているのか注目が集まるところ。
また、上演される演目は能のなかでもとくに人気のある名作「高砂」「紅葉狩」「胡蝶」の3演目。“鎮魂の芸能”と呼ばれる能楽の新しい表情を堪能しつつ、代表的な作品のクライマックスを一気に味わうことができる。伝統芸能の知識がなくても、この贅沢すぎる体験には心弾むことだろう。
さらに「ミレール」と「U-NEXT」では、本公演の舞台裏に密着したリハーサルメイキング特番も配信中。本公演の「ミレール」での先行配信は、7日間の配信レンタルと無期限視聴可能な配信購入の両方で行なわれており、そのほかの配信事業者では9月以降に順次配信予定。是非ともご家庭で、日本芸能と最新技術のマリアージュを目撃してほしい!
文/久保田 和馬