猫が大好きな小松菜奈、いま一番の願望は「CIAOちゅ~るになりたい」

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猫が大好きな小松菜奈、いま一番の願望は「CIAOちゅ~るになりたい」

吉本ばななの短編小説を映画化した『ムーンライト・シャドウ』の初日舞台挨拶が9月10日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、小松菜奈、宮沢氷魚、臼田あさ美が登壇。愛する人にもう一度会いたいと強く願う主人公を描く映画にちなみ、「いま一つだけ願いが叶うとしたら」と聞かれた登壇者陣。「猫を飼いたい」という小松が、「猫ちゃんたちはCIAOちゅ~るに夢中。CIAOちゅ~るになりたいかも」と猫の気を引きたいという願望を明かし、周囲の笑いを誘った。

ある日突然に愛する人を亡くした主人公のさつき(小松)が、死者ともう一度会えるかもしれないという不思議な現象“月影現象”を知り、哀しみをどう乗り越えるのか、どうやって未来を進んでいくのかを描くラブストーリー。


会場を見渡して感無量の面持ちを見せた
会場を見渡して感無量の面持ちを見せた

「初日を迎えるので、昨日はソワソワしてしまって、あまり眠れなかった」という小松は、「この景色は久々。この状況下のなかで難しい判断だったと思いますが、初日に来てくださり本当にありがとうございます」と会場を見渡しながら観客に感謝。「これから公開されていくほかの作品も、コロナのなかで戦って、現場で試行錯誤しながら、魂を込めて作品をつくっている。劇場に足を運んでくださる皆さんがいてくれることが、私たちの励み」と心を込めていた。

この日は、「いま一つだけ願いが叶うとしたら」との質問が投げかけられた。小松は「猫を飼いたい」そうで、「でも生き物なので、簡単にはもちろん無理だし葛藤がある。お仕事で動物で触れ合うこともあるので、誘惑だらけ。動物って癒されるし、天使」とにっこり。「現場に猫ちゃんたちがいると、夢中なのはCIAOちゅ~る。あれには本当に勝てない。今回の現場でも、CIAOちゅ~るでおびきよせていた。CIAOちゅ~るになりたいかもって思うくらい。CIAOちゅ~るがないと近づいてくれないのかなって思う」と笑顔を弾けさせ、宮沢と臼田を笑わせていた。

「CIAOちゅ~るになりたい」
「CIAOちゅ~るになりたい」

さつきの恋人、等役の宮沢は「海外旅行に行きたい」と回答。「もともと旅行が好き。コロナが収束したら、たっぷりと外に出ていろいろな刺激を受けたい。アメリカのサンフランシスコにおばあちゃんがいるんですが、3年くらい会えていないので、まずはおばあちゃんに会いたい」とさみしさをにじませていた。

さつきを月影現象へと導く不思議な女性を演じた臼田は、「運動音痴なので、運動がしたい」と照れ笑い。撮影中に小松に「なにか運動している?」と尋ねたそうで、「『走っています』と言っていた。無理かも…と思ったけれど、撮影がアップしてからその言葉を思い出して走ってみた。でも三日坊主で続かなかった」と苦笑いで告白していた。

取材・文/成田 おり枝

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