インタビュー 2021/9/18 21:00

門脇舞以＆名塚佳織が語る、「プリズマ☆イリヤ」を通して築いたイリヤと美遊のような関係性

「今回の美遊の姿には、イリヤと通じる部分がありました」(名塚)

――今回のイリヤ、美遊からどんな印象を受けましたか？

イリヤと美遊は別々の相手と戦いながらも、思いは通じ合っている[c]2021 ひろやまひろし・TYPE-MOON／KADOKAWA／劇場版「Fate／kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」製作委員会

門脇「美遊はいつもイリヤのそばにいて、さっとフォローしてくれるけれど、今回はクロ(声:斎藤千和)にタッグを託す形でした。衣装替えもとても印象的で見どころがいっぱいでした」

名塚「いままでは割とイリヤありきの美遊というイメージでしたが、今回は美遊自身も一歩を踏みだした感じがあります。守りたい人のために自分で考える姿や、相手の心に寄り添おうとしている姿には、イリヤと通じる部分があると感じました。常に隣にはいなかったけれど、間接的にイリヤを助けることになっているという戦い方は、美遊らしいとも思いました。イリヤも相変わらず素敵でしたし」

門脇「なんか自分が褒められているようで、うれしくなっちゃいます！」

本作の物語は、ダークな要素もはらみつつ、かつてないドラマチックな展開に[c]2021 ひろやまひろし・TYPE-MOON／KADOKAWA／劇場版「Fate／kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」製作委員会

――今回はそれぞれのキャラクターの“成長”が見られる、頼もしい作品です。

門脇「本当に、全員が大きな成長を遂げたと思います。三姉妹の成長はもちろんですが、サポートに回っていた士郎(声：杉山紀彰)、凛(声：植田佳奈)の見守り方も慈愛を感じる雰囲気がありました。成長をバックアップしてくれる佇まいを見て、どこまでも深みが増し、成長していく素敵なキャラクターばかりだなと改めて魅力に気づかされました」

名塚「美遊はいままで結果的に守ってもらうことの多い立場だったけれど、今回は自分が守る側になっているのも大きな成長を感じた部分です」

門脇「イリヤも本当に強くなりました。台本でセリフだけを見ると強めに感じる言葉づかいも、相手を救いたいという気持ちからくるもので、一つ一つの問いかけにいろいろな思いがあるというのを意識しながら、アフレコに挑みました」

気になる続編は、あの怖い人が活躍する？