インド映画の常識を打ち破る!驚異のメガ盛りアクション『囚人ディリ』が日本上陸決定
『マスター 先生が来る!』(21)のローケーシュ・カナガラージ監督がメガホンをとり、2019年10月にインドで公開されると大ヒットを記録したタミル語映画『KAITHI』が、『囚人ディリ』の邦題で11月19日(金)より日本公開されることが決定。このたびインパクト抜群のポスタービジュアルが解禁された。
本作は10年の刑期を終え出所して早々、まったく関係のない事件に巻き込まれてしまった男と凶悪な麻薬組織の戦いを描く硬派なアクション映画。インド映画におなじみのダンスシーンはおろか、派手な楽曲や美麗なヒロインも登場せず、爆走する車に追撃する大量の敵、砦に迫る暴徒たちなど西部劇の時代から脈々と受け継がれてきた攻防戦のプロットを巧みに取り入れ、潜入捜査のサスペンスや男たちの確執と絆のドラマも凝縮。その驚異的なメガ盛り具合で、批評家から「真の映画ファンのための映画!」と大絶賛を獲得した。
大量の麻薬を押収された犯罪組織が仕掛けた報復の罠によって、次々と警察が倒されていくなか、なんとか難を逃れた特殊部隊の隊長ビジョイ(ナレーン)。仲間たちを救うためには5時間以内に治療を受けさせる必要があったが、そこは街から遠く離れた警察の保養地だった。そこでビジョイは拘留中の謎の男ディリ(カールティ)を頼り、猛追する暴徒たちの攻撃を交わしながらトラックで病院を目指す。一方で警察本部には組織のリーダーのアンブ(アルジュン・ダース)率いる別働隊の大群が迫っていた。
このたび解禁されたポスタービジュアルには、片手に手錠を提げたまま堂々と仁王立ちをする主人公のディリの姿が熱量と圧たっぷりに映しだされている。
すでにリメイクや続編の製作も決定している本作。あらゆる名作アクションのスリルをぎっしり詰め込んだ刺激的で贅沢な145分を、是非とも劇場のスクリーンで目撃してほしい。
文/久保田 和馬