入野自由、ティモシー・シャラメの吹替は『デューン』で5作目!声優陣がシャラメの美しさを熱弁

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入野自由、ティモシー・シャラメの吹替は『デューン』で5作目!声優陣がシャラメの美しさを熱弁

フランク・ハーバートのベストセラー小説を原作にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開直前イベントが10月14日にスペースFS汐留で開催され、日本語吹替版の声優を務めた入野自由、皆川純子、森川智之、安元洋貴、内田真礼が登壇。ティモシー・シャラメ演じるポール役を吹替えた入野が、「どの作品を観ても、ティモシー・シャラメの役への寄り添い方、彼自身の佇まいが、作品の底上げをしている」とシャラメの魅力を熱弁した。

本作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)が、宇宙支配をめぐる戦いに立ち向かっていく姿を描くSF映画。入野は「ティモシー・シャラメの声をやらせていただくのは本作で5作目。光栄に思っています。この作品は彼にとっても、僕にとっても大きな作品になりました」と力強く語った。


ティモシー・シャラメ演じるポール役を演じた入野自由
ティモシー・シャラメ演じるポール役を演じた入野自由

入野は「『ナウシカ』など日本の大作にも影響を与えたものだと、今回やるにあたって知った」と原作に触れたのも初めてだったというが、「知れば知るほど奥が深い。一度では理解が及ばない。この作品も何度も何度も観ていきたい」と壮大な世界観に魅了されたという。ポールの母親レディ・ジェシカ役の皆川はドラマ版「デューン」の吹替に参加したことがあるそうで、「勝手に縁を感じている。とても光栄」、ポールの父親レト・アトレイデス伯爵役の森川は「もともと大好きな作品。50歳を過ぎて、お父さん役で出られたことが感慨深い」、アトレイデス家の腹心ダンカン・アイダホ役の安元は「オタクでゲームが好き。ゲームには、バックボーンに『デューン』があるものがたくさんある。関われてとても幸せ」、ヒロインのチャニ役の内田は「収録をしていても、砂の世界にいることが感じられた。早く観てほしい」とそれぞれが感激の想いを明かした。

“推しキャラ”を告白することになると、内田は「ポールにすごく惹かれた。美しい。ずっと見ていられる」と惚れ惚れ。ポールのアップの場面も多いが、入野は「アップのシーンでは、ティモシー・シャラメの顔の表情、目の動き、それらが全部ポールの心情を表しているので見逃せない。かっこいいだけじゃない」とティモシーの演技力も「美しい」と話し、皆川も「美しい」、安元も「透明感がある」と同調。

森川が「僕にもこれくらいのころがあったのかな」と茶目っ気たっぷりに語ると、入野は「多分ないと思います!ごめんなさい!」とツッコミつつ、「どの作品を観ても、ティモシー・シャラメの役への寄り添い方、自身の佇まいが、作品の底上げをしている。ドゥニ監督も、彼が映像のなかにいるだけで説得力があると語っていました。さすが主役という存在感だと思います」とシャラメの魅力を熱弁していた。

また、この日は意思疎通ゲームにトライすることとなり、「『DUNE/デューン 砂の惑星』のエモいポイントと言えば?」というお題に沿って回答を繰りだしたメンバー。入野は「ティモシー・シャラメ」、森川も「ポールのクチビル」と意見を一致させつつ、ここでも2人がシャラメに釘付けになったことを話していた。

取材・文/成田おり枝

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