19歳の新人女優が日本版ヒロインに抜擢!『ミラベルと魔法だらけの家』ディズニー本社も絶賛の歌唱シーンが解禁
ディズニー・アニメーション・スタジオが贈る長編アニメーションの記念すべき60作目となる『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日公開)。このたび本作のヒロインであるミラベル役の日本版声優に、19歳の新人女優、斎藤瑠希が大抜擢されたことが発表。あわせてディズニー本社も大絶賛した斎藤の歌唱力を堪能できる特別映像も解禁された。
『モアナと伝説の海』(17)以来4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカルとなる本作の舞台は、南米コロンビアにある魔法の力を与えられた不思議な家。そこに暮らすマドリガル家では、5歳になると一人ひとりに特別な個性を持つ“魔法のギフト”が家から与えられる。しかし、主人公のミラベルだけ“魔法のギフト”を与えられず、彼女は疎外感と不安を抱えていた。そんなある日、家に大きな亀裂があることに気付いたミラベル。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は、家族を救うため“唯一の希望”として立ち上がる。
このたびミラベルの日本版声優を、ディズニー本社のオーディションを経て射止めた斎藤。「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかっていうくらい驚きました。楽譜と台本をいただいて、やっと実感が湧き、幸せを噛み締めました」と大役を勝ち取った喜びを語る。そしてミラベルと同じ3人姉妹の三女だという彼女は「自分自身も姉と自分を比べて落ち込んでしまったりしたことがあるので、魔法が使える姉となにも持たない自分を比べてコンプレックスを感じるミラベルにとても共感しました」と明かした。
斎藤が抜擢された決め手となったのは、なんといってもその圧倒的な歌唱力。このたび解禁された特別映像では、ミラベルが家族を紹介する楽曲「ふしぎなマドリガル家」が収められており、日本版の音楽演出を務める市之瀬洋一はラテン系独特のリズム感を持つこの楽曲の難易度の高さを明かした上で、「この難しいリズムの中にいろいろな表情を織り込んで歌ってくれました。聴けば聴くほど彼女の歌の凄さがお分かりいただけると思います。本社からも“鳥肌が立った”と絶賛されました」と太鼓判を捺した。
『メリー・ポピンズ』(64)や『ハイスクール・ミュージカル』(06)といったディズニー作品をきっかけに音楽が好きになったという斎藤。彼女の圧巻の歌声と持ち前の表現力を、是非とも映画館で堪能してほしい。
文/久保田 和馬