橋本愛、イザベル・ユペールらのレッドカーペットファッションをチェック!第34回東京国際映画祭が開幕
第34回東京国際映画祭(TIFF)が10月30日に開幕。東京国際フォーラムで行われたセレモニーにフェスティバル・アンバサダーの橋本愛や、世界的に活躍するフランスの女優でありコンペティション部門の審査委員長を務めるイザベル・ユペールらが登場し、華やかな装いでレッドカーペットを闊歩した。
東京国際映画祭は世界中から優れた映画が集まる、アジア最大級の映画の祭典。今年のコンペティション部門には113の国と地域から1533本がエントリーされ、厳正な審査を経た15本が選出。最高賞となる東京グランプリなど各賞が決定する。
イザベル・ユペールは、身体にぴったりとフィットしたレース柄のブラックドレスでレッドカーペットに颯爽と登場。グローブにつけた指輪やブレスレット、大振りのイヤリングもセンス抜群で、圧倒的な存在感を放っていた。「このフェスティバルに来られて大変うれしい。コロナ禍でフェスティバルが行われるのはすばらしいこと。いろいろな国の映画が上映され、いい驚きがあることを期待してます」と美しい笑顔を見せていた。
橋本愛は、ボタニカル柄の透け感ドレスをセレクト。髪はハーフアップにまとめ、厚底の黒サンダルも実にキュート。「まずはこの映画祭が皆さんにとって楽しいものになるように、少しでも自分にできることをやりたいという気持ちと、おもしろそうな作品がたくさんあるので、『こういう映画祭をやってるよ』と少しでも知ってもらえるように頑張ります」と意気込みを語っていた。
コンペティション部門に選出された『ちょっと、思い出しただけ』で、ラブストーリーをつむいだ池松壮亮と伊藤沙莉も笑顔で登場。伊藤はケープドレス姿を披露。大輪の花が描かれたドレスで、個性派ネックレスも印象的。「6年という、長い期間の話を演じた」と充実の撮影を振り返り、タキシード姿の池松と大きな笑顔を見せていた。
ジャパニーズ・アニメーション部門『フラ・フラダンス』からは、総監督の水島精二と声優を務めた美山加恋、富田望生がお目見え。劇中で新人フラダンサーを演じた2人が、アロハポーズでにっこり。パステルカラーのふわりとしたハイネックドレスの美山は「どの国の方にも、言葉がなくとも伝わるものがたくさん詰まっているダンス」とフラダンスについてコメント。
プリーツやアシンメトリーな広がりを見せるスカートがモダンだったのが、富田。映画の舞台と同じ福島県出身とあって、「主人公のフラガールは、私が初めて憧れをもった女性。そんな方の声を担当できたことは、憧れを持った女の子としても、地元のひとりとしてもありがたいお話でうれしかったです」としみじみと話していた。
またガラ・セレクション『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』に出演している南果歩は、スパンコールがキラキラと輝く黒のフリンジドレス。Nippon Cinema Now『親密な他人』の黒沢あすかは、カラフルな花柄ドレスにゴージャスなネックレスを合わせ、チャーミングな笑顔で映画に込めた想いを語っていた。
第34回東京国際映画祭は、11月8日(月)まで日比谷、有楽町、銀座地区にて開催中。
取材・文/成田 おり枝
※記事初出時、一部タイトル表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。