「People」が選ぶ“最もセクシーな男性”に『アントマン』のポール・ラッド!妻の反応は?
マーベルコミックの映画版「アントマン」シリーズでアントマン役を演じ、全米で現地時間19日より公開されるシリーズ第3弾『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2月4日日本公開)にも出演しているポール・ラッド(52)が、「People」が毎年恒例で行っている「実在する世界で最もセクシーな男性」に選ばれた。米CBS「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」で明らかになった。
これまでコメディ色が強かったが、『アントマン』(15)でアメコミヒーローのイメージが定着したラッドは、2003年にジュリー・イエーガーと結婚し、息子ジャック(17)と娘ダービー(12)の父親でもある。
自身が「最もセクシーな男性」に選ばれたことについて唯一事前に報告したという妻の反応について、「唖然としていましたよ。クスっと笑って衝撃を受けたようだけど、そのあとに、『あら、彼らはあなたのことを正しく理解しているわね』と言ってくれたんです。すごく優しいでしょ。彼女は恐らく本音は言わなかっただろうけど、言いようがないですよね」と優しい妻を絶賛。
これまで、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョニー・デップなどが名を連ねており、「僕が選ばれたと聞いたら、世界中の誰もが『えっ?』と反応するということくらい、十分自覚しています。僕の友達もね。謙遜しているように見せかけるつもりはないし、ちゃんと受け止めますよ。でも友人たちが、僕のセクシーなイメージをすぐにぶち壊してくれるでしょうね。だからこそ、僕の友達だから」と語っている。
しかし「The Guardian」などは、1985年から始まった同ランキングの結果について、「ポールが選ばれたことについて疑問を持つとしたら、それはどこか間違っている」と指摘。
時代の多様性とともに、“セクシー”の定義も変わってきており、内面や私生活も重視された、熟成したワインのような中年男性でもあるラッドが選出されたことを支持する声も多い。ラッドは、『クルーレス』(95)で脚光を浴びてすぐにパブリシストを変更。そのエージェントで働いていたのがイエーガーで、ある時彼女が、ラッドがオーディションの間に「かばんを見ておきます」と提案したことから交際が始まったそうで、浮いた話もなく、良き夫で父である誠実なイメージが定着していることも、一つの要因のようだ。
昨今では人種差別問題の影響か、イドリス・エルバ、昨年はマイケル・B・ジョーダンなど黒人男性も名を連ねているが、多様性やジェンダーフリーが叫ばれるなかで、今後は男性と女性といった性別で区別すること自体が難しくなっていくかもしれない。
文/JUNKO