舞台は熱血アニメ業界!「ハケンアニメ!」吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子で実写映画化
直木賞作家の辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』が2022年の5月に公開されることが決定。吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子が出演する同作より、ディザービジュアルと特報およびキャスト、監督、原作者のコメントが到着した。
本作は、アニメ業界で闘う者たちを描いた熱血エンタテインメント。主人公である、アニメの持つ力を信じる新人監督の斎藤瞳を吉岡、もう後がない崖っぷちの天才監督の王子千晴を中村倫也、瞳を振り回す敏腕プロデューサーの行城理を柄本佑、王子の才能に人生を懸ける名プロデューサーの有科香屋子を尾野真千子が演じ、2組のアニメ監督×プロデューサーコンビが覇権をかけて火花を散らす姿を描く。監督は中村主演作『水曜日が消えた』(20)で長編映画デビューを果たした吉野耕平が務める。
テレビアニメの年間制作本数300本以上、マーケットは2兆円を超えるともいわれるアニメ業界。今や世界中が注目する日本のアニメ業界だが、その制作現場では、最も成功したアニメの称号=「覇権(ハケン)」を取るため、日夜熾烈な闘いが繰り広げられている。そんな世界に飛び込んだ瞳は、監督デビュー作で憧れのスター監督である王子と争うことに。
また、老舗アニメ制作会社の東映アニメーションが監修を行い、劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』『運命戦線リデルライト』の制作には「攻殻機動隊」シリーズのProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションが参加した。なおこのアニメ2本はすでにYouTubeに予告編がアップされ、ネット上では“謎のアニメーション”と話題となり、1週間で累計10万を超える視聴数を記録している。
特報は、高らかなファンファーレとともに「アニメは魔法を超える力を与えることができる」と訴える瞳の真剣な表情からスタート。瞳、王子、行城、香屋子の奮闘と活気あふれる製作現場の様子が次々と映しだされる。そして舞台上で勝利宣言する瞳とそれをクールに受け止める王子の不敵な態度に興味が掻き立てられる。あわせて解禁されたティザービジュアルでは、瞳×行城コンビは「覇権を掴め。」、王子×香屋子コンビには「己を超えろ。」のキャッチコピーが掲げられ、背後にはそれぞれの手掛ける作品のメインキャラクターがあしらわれている。
吉岡は「アニメ作品を作る人々の想いに触れた時きっと今までにない感動が届くと撮影をしながら毎日思っていました」とコメント。中村は「台本を読みながら何度も『ある、ある。』と、この職業独特の〝クリエイター熱〟に頷いてしまいました」、柄本は「アニメ業界を生きる骨太な人間ドラマが時に軽妙に、時に深刻に描かれます!」、尾野は「希望、夢、憧れ、進むべき道、そんなキラキラした物語の中にいました」とそれぞれに作品を振り返った。また吉野監督は「もともと自分が映画化したかった原作企画を、逆に監督オファーを頂くという幸運に恵まれた作品でした」、辻村は「私の描いた王子が、香屋子が、瞳が、行城がここにいる。彼らの作るアニメがここにある。劇場で彼らの軌跡を目撃できるのが、今から楽しみでなりません」と、映画化の喜びを語った。
アニメ業界で働く者たちの熱い想いを描く『ハケンアニメ!』。果たして覇権を取るのは誰なのか?ハイクオリティな劇中アニメも相まって、期待感が高まる!