武田真治&井上咲楽&こがけんが大興奮!日本各地のランドマークが“マトリックスカラー”に
世界中で社会現象を巻き起こしたアクションシリーズ「マトリックス」の18年ぶりの新章となる『マトリックス レザレクションズ』(12月17日公開)。本作の公開を記念して24日、東京・新宿ピカデリーにて「日本マトリックス化イベント」が開催。武田真治と井上咲楽、こがけんの3人が登壇し、シリーズの魅力や新章への期待を熱く語り合った。
衝撃的な設定や斬新な映像表現とアクションシーンなど、映画界のみならずその後のあらゆるカルチャーに絶大な影響を与えた「マトリックス」シリーズ。新章の詳しいストーリーについてはまだ明らかにされていないが、第1作『マトリックス』(99)の続編となり、まだ“仮想現実=マトリックス”に支配された世界を舞台にキアヌ・リーブス演じるネオが“救世主”ではなかったら?という、これまでのシリーズの概念を覆す物語が展開するといわれている。
そんな本シリーズの世界観に従い、全身黒のコーディネートとサングラス姿で登場した武田と井上とこがけんの3人。「1作目が上映された1999年、世紀末の終末論などもあって世界観に心酔していた」と明かす武田は「明らかにそれまでの映像世界と違うものだった。人類と、人類よりも高い叡智を持つ存在との関係とか、自分は何にエネルギーを搾取されているのかとか、深く考えさせ入り込ませてくれる作品だった」と、その多大なるインパクトを振り返る。
一方、第1作が公開された年に生まれた井上は、つい最近初めて「マトリックス」シリーズと出会ったとのことで「22年前にこんなにすごい映画があったんだとびっくりしました。当時からこんなに進んでいたなんて」と驚きを隠しきれない表情。そして現実世界と仮想世界を行き来する手段が電話だったことについて「いまだったらWi-Fiとかになりそうだけど、スマホじゃなく黒電話だったことに1999年を感じました」と、若い世代ならではの感想を語る。
そして新章の公開を誰よりも楽しみにしていると意気込むこがけんは、「当時映画を知らない母が、トリニティーモデルのサングラスを知らずに普通にかけていました」と、本シリーズがもたらしたファッションへの影響力の高さに触れて会場の笑いを誘う。さらに「哲学がSFアクションをまとったような映画なので、繰り返し観てしまう。この後のいろんな作品にもめちゃくちゃ影響を与えています」と、後世に与えた影響についても熱弁した。
今回のイベントの目玉となったのは、“日本マトリックス化”として全国5都市のランドマークを「マトリックス」を象徴するグリーンに染める点灯式。その合図としてスクリーンに映しだされたのはリーブスから日本だけに向けられたコメント映像。「日本の僕の友人たちへ、日本をグリーンに染めるよ」と語りかけるリーブスの合図に合わせて、東京タワーやOSAKA WHEEL、名古屋のオアシス21、札幌のさっぽろテレビ塔、福岡タワーが一斉にグリーンに。
その壮観な中継映像に感動の声をあげる登壇ゲストたち。イベントの最後にはそれぞれから新章への期待コメントが寄せられ、すでに予告編などで明らかになっている情報をヒントに考察を展開。武田は「過去作に登場したキャストとは違う続投キャラクターがいたり、人類が続く限り続いていく映画なのかもしれないと思っています」と声を弾ませると、「一緒に『マトリックス』の世界を楽しんでいきましょう!」と笑顔で呼びかけていた。
文/久保田 和馬