斎藤工「おじさんの学ランしんどい」豊川悦司「立ちションは自前」と続々と赤裸々告白!
今もなお絶大な人気を誇るバンド「THE BLUE HEARTS」の楽曲をモチーフに描くオムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』の初日舞台挨拶が4月8日に新宿バルト9で開催され、劇中で学ラン姿を披露した斎藤工が「しんどかった」と告白した。
本作は「THE BLUE HEARTS」に衝撃を受けた6人の監督が、それぞれ思い入れある楽曲を自由な解釈で映像化したオムニバス映画。ステージには、『人にやさしく』から市原隼人、下山天監督。『ラブレター』から斎藤工、山本舞香、井口昇監督。『1001のバイオリン』から豊川悦司、三浦貴大、李相日監督が登壇した。
『ラブレター』の井口監督は「僕は高校時代に全然もてなかった。ここで人生の復讐ができるといいかなと思った。自分の高校時代を工さんに置き換えたら、ロマンがあると思った」と自身の高校時代の思いを、斎藤に託したそう。
斎藤は「監督から『僕の学生時代を演じられるのは、工さんしかいない』とラブレターのようなメールが届いて」と口火を切り、「僕は本作のもとになった井口監督の『わびしゃび』という青春映画の大ファンだったので、本当に光栄でした」と感激の面持ち。井口監督を「ゆるキャラじゃない」といじったり、「大好きです」とストレートに明かしたりと、井口監督への愛をあふれさせていた。
劇中では学ラン姿も披露した斎藤。「学ラン、しんどかった」ともらし、「おじさんが学ラン着ているって、シュールでした」と苦笑い。トイレからタイムスリップしてしまうストーリー展開となり、トイレに流されるシーンにもトライ。「クリスマスの夜でした。排泄物の目線はこんな感じかなと思った」と貴重な体験を振り返り、会場を笑わせていた。
トイレ話に大盛り上がりとなる会場を見て、『1001のバイオリン』の李監督は「トイレに勝つためには立ちションの話をしないと」とコメント。李監督に促された豊川は「演出部が用意してくれた偽のオシッコのボトルがなかなかうまくいかず、あれは僕と三浦くんの自前です」と立ちションシーンの裏話を激白し、会場をどよめかせていた。【取材・文/成田おり枝】