「音楽を通じて得る感情がとても大事。これぞ本作のテーマ」エドガー・ライト監督が『ラストナイト・イン・ソーホー』特別映像で音楽を語る

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「音楽を通じて得る感情がとても大事。これぞ本作のテーマ」エドガー・ライト監督が『ラストナイト・イン・ソーホー』特別映像で音楽を語る

『ベイビー・ドライバー』(17)のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』(公開中)より、ライト監督の音楽へのこだわりと愛情が垣間見える特別映像が到着した。

冒頭から 60 年代の楽曲が次々と流れる『ラストナイト・イン・ソーホー』
冒頭から 60 年代の楽曲が次々と流れる『ラストナイト・イン・ソーホー』

ライト監督4年ぶりの新作となる本作は、監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込め手掛けたタイムリープ・サイコ・ホラー。ファッションデザイナーを夢見るエロイーズはある日、夢の中で60年代のソーホーで歌手を夢見る魅惑的なサンディと出会い、身体も感覚も彼女とシンクロしていく…。

ロンドンの異なる時代に存在する2人の役は、現代に生きながら周囲に馴染めないエロイーズ役を『ジョジョ・ラビット』(19)やM・ナイト・シャマラン監督の『オールド』(21)にも出演している注目の新鋭トーマシン・マッケンジーが演じ、歌手を夢見るサンディ役をNetflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが演じている。

このたび到着した特別映像で「若いころは60年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」とライト監督が語っている通り、劇中では60年代の楽曲が冒頭から次々と流れていく。エロイーズのヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、その楽曲の歌詞や背景をもって巧みに紡がれていく。


サンディ役を演じたアニャは、「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与えるの。音楽が時代や場所を定める。手を引いてその世界を経験させてくれる感じね」と振り返る。またライト監督は本作について「この映画はエロイーズが夢に入るように没入できる。音に引き込まれていくんだ。そしてこれらの夢もすべて――。音楽を通じて得る感情がとても大事なのさ。これぞ本作のテーマだよ」とも語っており、そんなライト監督のこだわりが随所までつまった楽曲と、魅惑的なめくるめく“夢”の世界をぜひ劇場で堪能してほしい。

文/富塚沙羅


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