草なぎ剛出演『サバカン SABAKAN』来年8月全国公開決定!『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語を描く
『ミッドナイトスワン』(20)、『クソ野郎と美しき世界』(18)などの製作を手掛けてきたCULENが新作映画『サバカン SABAKAN』を製作し、2022年8月に全国公開となることが明らかとなった。
本作は、1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険に出ることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く、ひと夏のみずみずしい物語。コロナ禍で社会の分断が進むなか、1980年代という時代を通して映しだされる、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れ、すべての大人たちの魂を揺さぶる「あの頃の僕たちに背中を押される」人間ドラマであると同時に普遍的なエンターテインメント作品を目指しているという。
子役の番家一路が主演を務め、同じく子役の原田琥之佑が共演。さらに、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛が出演し、日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語を描くという。監督、脚本は、本作が映画初監督となる金沢知樹。ドラマ「半沢直樹」など主にテレビや舞台の脚本や演出を手掛けてきた金沢は、萩森淳と共同脚本も務める。また、撮影は長崎県を中心に2021年の8月から9月にかけて行われた。
主演の番家は本作が映画デビュー。撮影を振り返り「この夏僕は、いろいろな優しくてこわくて面白い人たちに出会え、楽しかったです」とコメントしている。同じく本作で映画デビューを果たす原田は「恥ずかしいけどたくさんの方に見て欲しいです」と思いを明かした。尾野は「大変だったのは長崎弁でした!でも、楽しかったです」と語り、竹原は「観て下さった方の過去に、現在にそっと寄り添い、そして未来に射す明かりをふんわりと感じていただけるような、そんな作品だと思います」と作品の魅力を伝えた。また、貫地谷は「懐かしい宝物のようなあの頃がギュッと詰まった映画です」と解説し、草なぎは自分にも忘れられない子供の頃の思い出があると前置きしつつ、「あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな」と思いを語っている。
金沢監督が「たくさんの感謝を込め仕上げの作業に励みます」と、現在仕上げ作業中であることを明かした本作の続報に期待したい。