エドガー・ライトと一緒にソーホーを巡る!『ラストナイト・イン・ソーホー』特別映像が公開
鬼才エドガー・ライト監督の4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』(公開中)。12月10日に日本公開を迎え初週末の観客動員ランキングで第7位に初登場を果たした本作から、このたびライト監督と脚本家のクリスティ・ウィルソン=ケアンズが物語の舞台となったソーホーのロケ地を練り歩く特別映像が公開された。
『ジョジョ・ラビット』(19)のトーマシン・マッケンジーと「クイーンズ・ギャンビット」のアニャ・テイラー=ジョイが競演した本作は、現代と1960年代、異なる時代のロンドンに生きる2人の女性が、ある恐ろしい出来事によってシンクロしていくサイコ・ホラー。映画フリークとして知られるライト監督の、60年代ロンドンとホラー映画への愛情が存分に込められた作品に仕上がっており、世界中の批評家から支持を集めている。
このたび公開されたのは、ライト監督、ウィルソン=ケアンズとともに本作の“聖地”であるロンドンの中心地ソーホーのロケ地巡りを味わえるファン必見の特別映像。サンディが初めてオーディションを受けるクラブのリアルトや、エロイーズのアルバイト先であるパブ、トゥーカン、夢の中でエロイーズとサンディが初めて出会うカフェ・ド・パリやフリス通りなど、劇中に登場するロケ地を訪れては撮影時を振り返っていく2人の会話にあわせて、本編の映像と実際のソーホーの様子がシンクロしていく。
「ロンドンで唯一の眠らない街」と語るライト監督に、「少し危険な部分もあるけど、この街のクリエイティブな雰囲気はすごく重要」と語るウィルソン=ケアンズ。彼らが街への強い愛情を込めながら膨大なリサーチを重ね、過去から目をそらすことなく現代的なメッセージも色濃く焼き付けた本作。是非とも劇場で、並々ならぬこだわりがうかがえる1960年代ソーホーの情景を目に焼き付けてほしい。
文/久保田 和馬