ジョン・カーペンターの名作ホラーが4Kで鮮かに帰還!修復ビフォーアフター画像を独占入手|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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映画ニュース 2022/1/6 20:30

ジョン・カーペンターの名作ホラーが4Kで鮮かに帰還!修復ビフォーアフター画像を独占入手

エドガー・ライトやクエンティン・タランティーノ、黒沢清ら現代を代表する鬼才監督らに絶大な影響を与えた“ホラー映画の帝王”ジョン・カーペンター監督。彼の代表的な3作品を4Kレストア版で上映する「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022」が、いよいよ1月7日(金)より3週間限定で開催される。それに先駆け、MOVIE WALKER PRESSでは『ザ・フォッグ』(80)の4K修復前後の比較画像を独占入手した。

今回のレトロスペクティブでは、1980年代の代表作3本が一挙に上映
今回のレトロスペクティブでは、1980年代の代表作3本が一挙に上映[c]1979 STUDIOCANAL All Rights Reserved.

『ダーク・スター』(74)で長編監督デビューを飾り、40年以上にわたってシリーズが続いている伝説的ホラー『ハロウィン』(78)や、近年でも関連作やゲームが製作されている『遊星からの物体X』(82)など、数々の名作・傑作を世に送りだしてきたカーペンター。今回のレトロスペクティブで上映されるのは、そんな彼がもっとも波に乗っていた1980年代に製作された『ザ・フォッグ』、『ニューヨーク1997』(81)、そして『ゼイリブ』(88)の3作品だ。

2005年には、カーペンター自ら製作を務めたリメイク版も制作され話題を呼んだ『ザ・フォッグ』は、小さな港町を舞台に、濃霧とともに100年前の恨みを晴らすため現れた亡霊たちが住民を襲う怪奇譚。近年頻繁に耳にする「4Kレストア」とは、最新のデジタル技術を駆使してフィルムの修復、色味やコントラストを調整することで撮影当時の映像を再現するという技術。

霧のなかから現れる亡霊たち…このシーンが、最新技術でどう変わったのか?
霧のなかから現れる亡霊たち…このシーンが、最新技術でどう変わったのか?[c]1979 STUDIOCANAL All Rights Reserved.

【写真を見る】『ザ・フォッグ』4Kレストア後は陰影がくっきりし、“霧”の印象も大きく変化!
【写真を見る】『ザ・フォッグ』4Kレストア後は陰影がくっきりし、“霧”の印象も大きく変化![c]1979 STUDIOCANAL All Rights Reserved.

このたび到着した『ザ・フォッグ』のビフォーアフター画像を確認してみると、その違いは一目瞭然だ。亡霊が秘書の髪を後ろから引っ張るシーンでは教会の暗さが倍増し、霧のなかから6人の亡霊たちが登場するシーンでも画面全体が引き締まって暗部が強調されている。さらにマローン神父が黄金の十字架を亡霊に渡すシーンでは、修復前は眩しすぎた十字架の光が、修復によって抑えられたことで亡霊の姿がよりハッキリと映る。

もちろん本作には欠かすことができない要素である“霧”も、修復前と比較して少しだけくすみがかった色となっていることが確認でき、本作の持つ不気味な雰囲気を際立たせ、じわじわと来る恐怖を駆り立てていく。すでに本作を観たことがあるという人でも、この4Kレストア版ならいままでにない恐怖を味わえること請け合いだ。

これが40年ぶりのリバイバル上映となる『ニューヨーク1997』
これが40年ぶりのリバイバル上映となる『ニューヨーク1997』[c]1981 STUDIOCANAL SAS - All Rights Reserved.

そして犯罪率400%を超えたニューヨークを舞台に、ギャングたちの人質となった大統領を救出するためカート・ラッセル演じる元特殊部隊の囚人スネーク・プリスキンが大暴れする傑作『ニューヨーク1997』は、なんと日本では1981年の劇場初公開以来、およそ40年ぶりのリバイバル上映。また、サングラスによって見分けることができるエイリアンとの見えざる決戦を描いたカルトSF『ゼイリブ』と、3作品すべてがより鮮明によみがえった4Kレストア版で上映となる。

プロレスラーのロディ・パイパーを主演に起用し、カルト的人気を誇る『ゼイリブ』
プロレスラーのロディ・パイパーを主演に起用し、カルト的人気を誇る『ゼイリブ』[c]1988 STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.

様々なカルチャーに影響を与えてきたカーペンターの金字塔的作品を一気にスクリーンで堪能できるだけでなく、1980年代に映画館まるごとタイムスリップしたかのような気分を味わえること間違いなしの今回のレトロスペクティブ上映。是非とも劇場で、鮮烈によみがえった名作ホラーを心ゆくまで楽しんでほしい。

文/久保田 和馬