岸井ゆきのが厳しい特訓を経てプロボクサーを熱演!『ケイコ 目を澄ませて』で三浦友和と共演

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岸井ゆきのが厳しい特訓を経てプロボクサーを熱演!『ケイコ 目を澄ませて』で三浦友和と共演

『愛がなんだ』(18)で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した岸井ゆきのが、耳の聞こえないプロボクサー役を演じる『ケイコ 目を澄ませて』が2022年に全国公開されることが決定した。

同作は実在の元プロボクサー、小笠原恵子の自伝「負けないで!」をもとにした実話ドラマ。ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された『きみの鳥はうたえる』(18)の三宅唱が監督を務める。生まれつきの難聴と付き合いながらプロボクサーとなったケイコを岸井が演じ、視力を失いつつあるトレーナーの笹木役で三浦友和が共演。ほかに仙道敦子、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、渡辺真起子、中村優子、中島ひろ子ら実力派俳優が名を連ねている。

クランクインの約3ヶ月前から厳しいトレーニングを行い、劇中で使われる手話の練習も入念な準備を重ね、全身全霊で役に挑んだ岸井は「三宅監督も参加した三ヶ月のボクシング練習、手話練習もかけがえのない時間でした。ほんとうの意味で一緒に戦ってくれたこと感謝します」とコメント。セコンドの指示もゴングの音も聞こえないケイコを受け入れる側を演じた三浦は「ケイコを抱きしめたくなるような、素直に心地よく余韻に浸れる作品」と太鼓判を押す。また、三宅監督も「言葉以上のものがスクリーンを通して伝わることを確信しています」と自信を覗かせている。

日々の練習にひたむきに向き合い、家族やトレーナーたちの想いに触れることで揺れ動くケイコの感情の機微を、細やかに映し出す本作。言葉ではなく眼差しで表現した岸井の新境地に期待が高まる。

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