長澤まさみ、ダー子を演じて5年「この役がどんどん好きに」と感慨!生田絵梨花は魔性の女役で「革命を起こした」と笑顔

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長澤まさみ、ダー子を演じて5年「この役がどんどん好きに」と感慨!生田絵梨花は魔性の女役で「革命を起こした」と笑顔

長澤まさみが主演を務める人気シリーズの劇場版第3弾『コンフィデンスマンJP 英雄編』の初日舞台挨拶が1月14日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、長澤をはじめ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、江口洋介、田中亮監督が登壇。連続ドラマのクランクインから5年が経ち、長澤が「こんなに長く続くとは思っていなかった。本当にありがたいなと思います」と愛されるシリーズとなったことを喜び、「(ダー子という)この役がどんどん好きになっていったし、『コンフィデンスマンJP』という作品に取り組む姿勢もどんどん貪欲になっていった気します。この作品からもらったものはたくさんある」と大きな笑顔を見せた。

ダー子への感謝を語った
ダー子への感謝を語った

「リーガルハイ」シリーズの古沢良太が脚本を手掛ける本作は、美しきコンフィデンスウーマンのダー子を長澤、若きコンフィデンスマンのボクちゃんを東出、百戦錬磨のコンフィデンスマンのリチャードを小日向が演じ、この3人がコンフィデンスマン=信用詐欺師に扮して、欲望にまみれた人間たちから大金を騙し取る痛快エンタテインメント・コメディ。劇場版第3弾では、地中海に浮かぶ世界遺産の島“マルタ島”を舞台に騙し合いバトルが勃発する。

長澤は「ダー子のように底抜けに明るくて前向きで、みんなの太陽のような存在であるキャラクターにはなかなか出会えるものでもないし、なかなか生まれるものではないと思うので、ダー子を演じられて幸運だったなと思っています」と当たり役への想いを告白。東出は「5年も続くとは思っていなかった。ダー子のスイートルームに入ると、その世界にすぐに戻れる。また帰ってきたなという想いを毎回かみ締めています」、小日向も「こんなに仲良くなると思っていなかった」と抜群のチームワークを育んでいる様子。本シリーズでブレイクした小手は「『コンフィデンスマンJP』のドラマが、初めてのドラマレギュラーのお仕事で。そこから小手伸也の革命的な日々が始まっている。感慨深い」としみじみと語っていた。


生田絵梨花、魔性の女役で新境地を開拓
生田絵梨花、魔性の女役で新境地を開拓

魔性の女・麗奈役を演じてシリーズに初参戦した生田は、周囲からは「『誰だったかわからなかった』という感想をもらった」そうで、イメージを覆すような役柄になったという。役作りは「アリアナ・グランデの印象。髪型もメイクも服装も。まずはアリアナの動画を観まくって、話している時はどういう動きをしているのかなと、グローバルな雰囲気をヒントにいただいた」と研究を重ねたと話す。

長澤が「麗奈がしっくりきていたので、生ちゃんはこういう人なのかなぁって勝手に思っちゃっている。静かなイメージを持たれているの?」と尋ねると、生田は「乃木坂46はおとなしめな子が多かったりする。スカート丈は長め、みたいなイメージだったと思います。私も新しい扉を開けちゃった。私も革命を起こしました」と小手の口にした“革命”というワードを使用し、周囲を笑わせていた。

『英雄編』というタイトルが付いている本作だが、瀬戸は「長澤さんには圧倒的リーダー感がある。ついていきたくなる」、江口も「圧倒的な英雄感がある。長い間知っていますけど、連ドラからやって、こういう役をずっと膨らませていくってなかなかすごい作業だと思う。それをあっけらかんとやりきっている潔さに、英雄感がありました」と長澤を大絶賛。田中監督も「ダー子という役を演じきるのは、とてつもないパワーがいる。(出演している)広末涼子さんが完成作を観た後の第一声は『まさみちゃんすごいね』だった」と感心しきりで、長澤は「役柄に助けられてやってこられています」とダー子への感謝を伝えていた。

取材・文/成田おり枝

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