クレイグ版ボンドの集大成『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ブルーレイ&DVDリリース決定!
『007/カジノ・ロワイヤル』(06)で6代目ボンドに就任し、歴代最長の15年間に及び「007」シリーズに出演したダニエル・クレイグ最後の作品となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のブルーレイ&DVDが、3月2日(水)にリリースされることが決定した。
昨年10月1日に公開し、日本では「007」シリーズ史上最高のオープニング成績を記録し、国内興行収入ランキング初登場1位となった本作。恋人のマドレーヌ役のレア・セドゥ、MI-6の兵器開発担当主任Q役のベン・ウィショーをはじめ、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライトらがキャストを続投。そして、クレイグ版最後の敵を演じたのは『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のフレディ・マーキュリー役が記憶に新しいラミ・マレック。冷酷な敵サフィンの抱える闇を見事に体現した。また、監督はボンド史上初の米国人監督キャリー・ジョージ・フクナガが担当。『ファースト・マン』(18)、『ラ・ラ・ランド』(16)のリヌス・サンドグレンによる撮影技術も圧巻で、アクションシーンにおけるカメラワークにも息を飲む作品となっている。
主題歌には、“シリーズの進化”を象徴する次世代トップアーティスト、ビリー・アイリッシュの「No Time To Die」が採用され、『ドクター・ノオ』(62)や『女王陛下の007』(69)へのオマージュが音楽やビジュアルに込められた、熱烈な007ファンを熱狂させるものに仕上がっている。
本作でも気になるのは、やはり007ファンのお楽しみ”ボンドウーマン”と”ボンド・アイテム”。ボンドとサフィン、双方にとって最重要人物となるマドレーヌ、00(ダブルオー)エージェントのノーミ、キューバのCIA諜報員パロマなど、本作では自分の道を切り開いていく勇敢なボンドウーマンたちが活躍。そして、ワルサーPPK、オメガ最新モデル、トム・フォードのスーツといったボンドアイテムも目白押し。なかでも、伝説のボンドカー、アストンマーティンDB5には最強のアップデートを施されており、クライマックスでボンドを救ってくれるシーンは必見だ。
なお、セル商品にはクレイグのボンドとしての15年間の軌跡を描いた約47分のドキュメンタリー映像「ジェームズ・ボンドとして」が収録される。
一線を退きジャマイカで静かに暮らしていたボンドが、旧友の助けに応じて復帰。過去との決別、恋人マドレーヌとの新たな関係、人類にとって脅威となる最凶の敵サフィン。世界を駆け抜けるボンドの、圧巻のアクションや数々の秘密兵器、迫力のカーチェイスなど、15年間の歩みを、余すことなく感じられる作品となっている。
文/小松糸