セリーヌ・ディオン、筋けいれん症状が続き北米でのツアー公演を中止
2021年10月、筋けいれんを理由に、2021年11月からリゾート・ワールド・ラスベガスで予定されていた公演を延期したセリーヌ・ディオンが、今度は3月9日から4月22日まで開催予定だったワールドツアー「Courage」の北米公演を中止することを、自身の公式Instagramで明らかにした。
前回のラスベガス公演を延期した理由については、「重度で持続的な筋肉のけいれんに悩まされていたため、ステージで歌うことができない。医師による診察と治療を続けているが、症状がひどく、新しいショーのリハーサルを断念した」と説明されていた。今回も筋けいれんが継続的に続いており、医師の指示で公演を行うことができない状況だという。ディオンは、様々な準備を行う必要があることから、ツアーの2か月前に決断が必要だとしたうえで、ステージでファンに会えることを心待ちにしていることや、SNSを通じた励ましのメッセージに感謝の意を述べているが、2021年10月にディオンの親族の1人がカナダのメディアに対して、「彼女は足の痛みで寝たきりの状態。とても衰弱していて体重も減っている」と伝えており、心配の声が寄せられている。
「Courage」ワールドツアーは2020年3月まで北米で52公演を行っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期を余儀なくされた。今回中止となったツアーの北米公演は、3月9日からコロラド州デンバーを皮切りに、カリフォルニアなど16公演を行い、4月22日のワシントンDCで終える予定だった。北米公演以降については、延期や中止は発表されておらず、順調に回復すれば5月からの欧州および中東ツアーを開催予定。ラスベガス公演については、現段階では振替スケジュールは決まっていない。
文/JUNKO
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