横浜流星、『嘘喰い』原作リスペクトを込め覚悟の銀髪!観客に“嘘”を仕掛け「ハラハラしました」

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横浜流星、『嘘喰い』原作リスペクトを込め覚悟の銀髪!観客に“嘘”を仕掛け「ハラハラしました」

シリーズ累計880万部を突破する人気漫画を映画化した『嘘喰い』(2月11日公開)のジャパンプレミアが1月19日にヒューリックホール東京で開催され、横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇。横浜が「実際に銀髪に染めて、まず一つの覚悟を持つことから始めました」と原作へのリスペクトを胸に主人公を演じたことを明かした。

『嘘喰い』(2月11日公開)ジャパンプレミアが開催された
『嘘喰い』(2月11日公開)ジャパンプレミアが開催された

天才ギャンブラーの“嘘喰い”こと斑目貘(横浜)が、日本の政財界や裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”で、イカサマも殺し合いもなんでもありの超危険なデス・ゲームに挑む姿を描く本作。この日のステージの幕が上がると、そこにいたのはダミーの人物。一度会場が暗転したのち再び場内が明るくなると、客席中央にズラリと登壇者陣が並んでいるというサプライズが仕掛けられ、これには観客も興奮しきりで大きな拍手を送っていた。「バレないかハラハラしていた」という横浜は、「無事に成功して、皆さんをだませてよかった」と笑顔を見せていた。

観客を前にうれしそうな笑顔を見せた
観客を前にうれしそうな笑顔を見せた

劇中では、カリスマ性あふれる貘を演じた横浜。「迫(稔雄)先生の生みだした大事な原作をリスペクトして、でも僕らがやるからにはそれを越えなければいけない。そこの責任感はすごくあった」と口火を切り、「貘のトレードマークである銀髪をどうしようかという話になった時に、カツラでやるという案もあった。でも実際に銀髪に染めて、まず一つの覚悟を持つことから始めました」と決意を告白。「天才ギャンブラーということで、ギャンブルの所作はもちろんなんですが、内面を大事にしたいと思った。貘は絶対的な自信を持っている男なので、自信を持つこと(を大事にした)。知れば知るほど人間らしい。人間らしさを大事にして貘として生きました」と語っていた。

中田監督は「いい意味で、近年稀に見る頑固者」と横浜を評した。「台本に“貘がハーモニカを吹く”とあった。でも『貘の持ち物はカリカリ梅だけだ』と横浜くんに言い切られた。(ハーモニカは)全部カットしています。彼が正しかった」と続けると、横浜は「原作をリスペクトすると、カリカリ梅が一番大事。そこにハーモニカが入ってくると、カリカリ梅の強さがなくなってしまう。でも監督の言っていることもわかるので、結構話しましたよね」とディスカッションを重ねたと述懐。中田監督は「楽しかった。そのプロセスで僕らの距離感が徐々に縮まり、ガチッと同じ方向を向けた」と充実感をにじませていた。


【写真を見る】横浜流星のお茶目なポーズに、佐野勇斗が笑顔でツッコミ!
【写真を見る】横浜流星のお茶目なポーズに、佐野勇斗が笑顔でツッコミ!

貘の最高のバディとなっていく梶を演じた佐野は、本作で横浜と初共演を果たし「流星くんのイメージが変わった」とコメント。「クールなイメージを持たれている方も多いかもしれない。意外とすごくしゃべってくれる。仕事のこともプライベートのこともすごく話す。一番僕のことを知っているかもしれない」と横浜を見つめると、横浜は「勇斗のことを?それはないんじゃない?」と笑い、佐野も「そりゃあないか」とお茶目に微笑むなどナイスコンビネーションを見せる。横浜は「勇斗の人懐っこさと、梶のフラットさがすごくマッチしていた」と話していた。

白石麻衣、新境地に笑顔!
白石麻衣、新境地に笑顔!

闇カジノを仕切るオーナーの蘭子役として新境地を切り開いた白石は、「衣装もヘアスタイルも派手な感じ。ヘアもほとんど地毛で作らせていただいた。蘭子に変わっていく自分を見て、自分自身もすごく楽しませてもらいました」とにっこり。「一番役柄とのギャップがあると思う人」として白石の名前をあげた横浜は、「(白石は)穏やかでニコニコされていて、すごくすてきな女性。蘭子のドスのきいた感じは、正反対」とギャップに驚きも。

またこの日、初舞台挨拶を経験した櫻井について、横浜は「海音くんの初舞台挨拶。記念すべき時に立ち会えて本当にうれしい」と喜びを語る。ステージの登場時には「足が震えていた」と照れ笑いを見せた櫻井は、劇中では貘と対峙する“お屋形様”に扮しており「流星さんの圧、自信がバーっとくる。それに負けたら“お屋形様”は務まらない。なんとか食らいついていかなければと必死にやらせていただいた」と振り返っていた。

取材・文/成田おり枝

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