「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザー、巨漢キャラでハリウッドに完全復活!?
「ハムナプトラ」シリーズなどで知られるブレンダン・フレイザー(53)の、2022年映画出演作が目白押しだ。なかでもDC映画で初めてとなるトランスジェンダーのキャラクターが登場する『Batgirl』では、悪役ファイアフライを演じることが決定し完全復活が期待されているが、再び巨漢に戻ったことにファンから心配の声が上がっている。
フレイザーといえば、1990年代から2000年代にかけて肉体派かつ爽やかなイケメン俳優としてハリウッドで活躍していたが、忽然と映画界から姿を消した。2014年から2019年頃まではほとんど映画出演がなく、また体重が激増したことで世間を驚かせた。
そのことについて2018年、フレイザーは、2003年にゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の元会長フィリップ・バークから、握手をしながら下半身を触られるというセクハラを受けていたことを告白。
そのショックでメンタルヘルスの問題を抱えたうえに、過度なアクションシーンをいくつも演じたことで体がボロボロになり、膝関節置換、腰椎椎弓形成、声帯の手術などで約7年間を費やしたことも追い打ちをかけ、激太りしたことを認めていた。身長約190センチで推定体重が125キロという巨漢ぶりに、ファンから健康を懸念する声が寄せられていたが、その告白を機に、2019年には約95キロまで減量したと言われていた。
スティーブン・ソダーバーグ監督『クライム・ゲーム』(21)やマーティン・スコセッシ監督『Killers of the Flower Moon』など名匠からのオファーが目白押しのフレイザー。サミュエル・D・ハンターの同名戯曲を原作にした、ダーレン・アロノフスキー監督作『The Whale』では、疎遠になっていた17歳の娘との関係を修復しようとする体重約270キロの男性を演じるため、増量して役作りに挑んだ。
この際も再び太ったことでファンを驚かせたが、かっこよくマッチョなイメージから脱出し、一皮むけたと話題に。その後も『Behind the Curtain of Night』や現在撮影中の『Brothers』、そして先述の『Batgirl』ではマイケル・キートン扮するバットマンの宿敵という大役をオファーされている。「Daily Mail」などが、英国グラスゴーで同作を撮影中のフレイザーの写真を掲載すると、あごのラインはスッキリしているものの、原作のイメージとはかけ離れた巨漢のまま。役柄上ある程度は鍛えているとは思われるが、「キャラクターのイメージ変えたのかな」「復活したのは嬉しいけど、痩せるのは難しいのかな」「あの体型では、まだ健康状態が心配なレベル」といった声も寄せられている。
文/JUNKO