『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が北米首位に返り咲き!全世界興収歴代6位に浮上

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が北米首位に返り咲き!全世界興収歴代6位に浮上

前週「スクリーム」シリーズの最新作となる『Scream』(日本公開未定)に首位の座を明け渡した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(日本公開中)。先週末(1月21日から23日)も両者の熾烈なデッドヒートが繰り広げられ、週末3日間で1400万ドルを売り上げ『Scream』の1221万ドルを180万ドルほど上回った『ノー・ウェイ・ホーム』が、公開6週目にして北米興収ランキングの首位に返り咲くこととなった。

【写真を見る】北米歴代トップ3入りも射程圏内!?『アバター』まであと3800万ドルに迫る『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
【写真を見る】北米歴代トップ3入りも射程圏内!?『アバター』まであと3800万ドルに迫る『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』写真:EVERETT/アフロ

『ノー・ウェイ・ホーム』の週末時点での北米累計興収は約7億2000万ドル。前週末の段階ではかろうじて7億ドルに届かない数字だったので、1週間で約2000万ドルの売上げを記録したこととなる。さすがに公開から1か月半も経ちペースダウンはしているが、現在北米歴代興収第3位の『アバター』(09)との差は3800万ドルほど。着実にその差を縮めつつあり、それを上回ることも充分可能な位置に。

また全世界歴代興収ランキングでは、すでに『ジュラシック・ワールド』(15)を上回り現在第6位に。こちらは第5位の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)との差が3億ドル以上あり、超えるのは至難の業となりそうだ。


平日興収で大健闘を見せた『Scream』は2位に
平日興収で大健闘を見せた『Scream』は2位に写真:EVERETT/アフロ

一方、前週に大金星をあげた『Scream』は僅差で2位に敗れたとはいえ前週比30%減の『ノー・ウェイ・ホーム』に対し、前週比59%減と大きな減収が目立つ。それでも18日の火曜日から21日の金曜日にかけての平日のデイリー興収は4日間つづけてトップに。土日で幅広い客層を動員する『ノー・ウェイ・ホーム』の勢いに押され逆転を許したかたちになったが、シリーズ化実現に向けてさらなる上乗せを目指したいところ。

そして今週も3位をキープしている『SING/シング:ネクストステージ』(3月18日日本公開)は、北米累計興収1億2845万ドル、全世界累計興収2億4000万ドルに到達。『クルードさんちのあたらしい冒険』(20)や『ミラベルと魔法だらけの家』(日本公開中)、『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』を上回り、コロナ禍以降に公開されたアニメ映画としては、全世界では『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)に次ぐ第2位に浮上した。

新作は2本ランクイン!ピアース・ブロスナン主演の『The King's Daughter』は8位スタート
新作は2本ランクイン!ピアース・ブロスナン主演の『The King's Daughter』は8位スタート写真:EVERETT/アフロ

ほかに新作では4位にD.J.カルーソ監督のロマンス映画『Redeeming Love』が、8位にはピアース・ブロスナンが主演を務めたショーン・マクナマラ監督のファンタジーアドベンチャー映画『The King's Daughter』がそれぞれ初登場。いずれも実力派監督の新作ではあるが、批評集積サイト「ロッテン・トマト」によればどちらも批評家からの評価は壊滅的。対照的に観客からは好意的な意見が目立つ、娯楽映画特有のスコアを叩きだしているものの、それが興行には直接結びついていないようだ。

文/久保田 和馬

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