在位70周年を迎えたエリザベス女王、故人に敬意を表したブローチで登場
エリザベス女王(95)が、2月6日に在位70周年を迎えた。これは1901年に81歳で崩御したビクトリア女王の63年7か月を大幅に更新しており、英国史上かつ、世界の存命の君主としても最長となる。
エリザベス女王は、公式Instagramなどで国民に対し声明を発表。昨年、4月には最愛の夫フィリップ王配を亡くし、後半は体調を崩して公務を休みがちだったエリザベス女王だが、「今後も、皆さんのために人生を捧げることを改めて誓います」と公務続投を宣言している。エリザベス女王といえば、カラフルでファッショナブルな装いに定評があるが、今回も3連のパールのネックレスと、一粒パールのイヤリング、ブローチという鉄板のジュエリー使いをお披露目。
「Hello!」などによれば、70周年に関連した最初のInstagram投稿で着用していた、ターコイズブルーのドレスに付けているアクアマリンとダイヤのブローチは、エリザベス女王が18歳の誕生日に父ジョージ6世から贈られたもの。2月6日はジョージ6世が崩御した日でもあることから、父親に敬意を表するブローチを選んだようだ。
エリザベス女王がホストを務め、サンドリンガムのボールルームで開催された地域のコミュニティグループを招いたレセプションでは、ウエストの白いレース使いが美しいペールブルーのドレスに、1947年に故フィリップ王配と結婚した際に結婚祝いとして贈られた、ティアラの一部を使用したNizam of Hyderabadのブローチを着用。この時の様子を捉えた動画には、杖はついているものの、歯を見せてチャーミングな笑顔をのぞかせ、またケーキに上からナイフをブスリと差し込む様子などが映し出されており、復活をアピールしている。
またInstagramには、1959年、1972年、1977年、2015年に撮影されたエリザベス女王の写真と共に、最近サンドリンガムの邸宅で撮影された、黄緑色のドレスを着用している写真が掲載されている。その胸元に輝くアイビーのブローチは、エリザベス女王の21歳の誕生日に、母親から贈られたものだという。
今後の公務続投を誓ったエリザベス女王だが、同時に王位継承第1位のチャールズ皇太子が即位する際には、妻カミラ夫人が王妃として知られるようになることを心から望んでいるとの声明文をTwitterに投稿。故ダイアナ妃に配慮して、王妃の称号を名乗らないといわれていたが、ウィリアム王子とキャサリン妃がリツイートしており、実の息子であるウィリアム王子からもお墨付きを得たようだと「The News」などが伝えている。
文/JUNKO