ブラッドリー・クーパーの運命を狂わせるのは誰？『ナイトメア・アリー』キャラクターポスター一挙解禁

ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『ナイトメア・アリー』(3月25日公開)より、主人公スタンの運命を狂わせるキャラクターたちのポスターが解禁となった。

第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む４部門にてノミネートされ、賞レースの行方にも注目が高まるギレルモ・デル・トロ最新作。原作は1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。『悪魔の往く町』(47)として、エドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演で映画化された、今も名作として語り継がれる題材を、アカデミー賞を席巻した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)で証明した誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作として完成した。

解禁されたキャラクターポスターには、ショービジネスで成功を夢見るスタン(ブラッドリー・クーパー)のほか、スタンと恋に落ち、カーニバルの感電ショーで人気者だったモリー(ルーニー・マーラ)、タロットの達人で、カーニバルでは透視術師として活躍しているジーナ(トニ・コレット)と、かつて読心術師コンビで名を馳せていたピート(デヴィッド・ストラザーン)の姿が。さらに、カーニバルを離れたスタンが大都会で出会う、精神科医のリリス・リッター博士(ケイト・ブランシェット)や、スタンの素質を見極め、カーニバルに引き入れる見世物小屋の客引きコートリー(ウィレム・デフォー)、モリーのお目付け役でカーニバルでは怪力男ブルーノとして知られるブルーノ(ロン・パールマン)、霊視術をはじめたスタンが目をつけた、過去に傷を持つ大富豪グリンドル(リチャード・ジェンキンス)、そして同じく目を付けられた、最愛の息子を亡くしたフェリシア(メアリー・スティーンバージェン)ら、スタンの運命を大きく左右する重要な9人のキャラクターが映し出されている。

デル・トロ監督は「観客が登場人物の成功物語に見入っているとき、もっとも見たくないものはその人の失墜です。ですから、もし主人公が転落するとお客さんの心は激しく揺さぶられてしまうでしょう」と物語を示唆するような意味深なコメント。少しずつ狂っていくスタンの運命に8人のキャラクターたちがどのように絡んでいくのかに注目だ。

文/タナカシノブ