赤楚衛二、サプライズに動揺しまくり!町田啓太は「こういうところがステキ」と笑顔
人気テレビドラマの劇場版『チェリまほ THE MOVIE 〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』(4月8日公開)の完成直前イベントが3月10日にTRUNK HOTELで開催され、赤楚衛二、町田啓太、風間太樹監督が登壇。赤楚と町田がお互いの魅力を熱弁したほか、先日誕生日を迎えた赤楚に“おにぎり型”の特大ケーキが贈られた。
シリーズ累計180万部突破の豊⽥悠の人気コミックを原作とする本作は、童貞のまま30歳の誕生日を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚)と、そんな彼に好意を抱く会社の同期の黒沢(町田)によるラブコメディ。赤楚は「映画化が決まって、とてもうれしくて。いまこの場に立てていることが、いまだに夢見心地な感覚。まだふわふわしている状態です」とにっこり。町田は「『チェリまほ』でこうやって、しっかりと登壇させていただいことってなかったんです。また新たに緊張しているというか、ここから始まりそうな感じがしていてすごくワクワクしています」と興奮の想いを明かした。
撮影は「楽しい思い出しか残っていない。楽しい日々でしかなかった。橋や安達家、黒沢家、会社に加えて、海やキャンプの場所があったり、懐かしいという気持ちになったり、こういうところも行けるんだ、映画だなとうれしい気持ちにもなった」という赤楚。
ドラマが終了してから少し期間が空いたこともあり、町田は「戻れるかな」と不安もあったというものの、「衣装合わせで、赤楚くんに会った時にもう『安達じゃん!』となって。すべてがフラッシュバックしながら現場に入った。現場に行ってスタッフさんたちと会ったら全部思い出してきた。安心感があって、そういう空気のなかでやらせてもらっていた自分がいたから、また戻ってこれたんだと思った」としみじみ。周囲から「おかえり」と声をかけられたことも明かしつつ、「スペシャルな時間を過ごしていたんだなと改めて思いました」と温かなチェリまほチームに感謝する。風間監督は「2人の空気感が映ればそれで大丈夫だと思った。素直に撮影ができた」と赤楚と町田への並々ならぬ信頼を吐露していた。
「お互いのステキだと思うところ」を明かすことになると、赤楚は「人を傷つけないようにするところ。言葉選び一つとっても、そういったマインドは僕もすごく学ばせてもらうくらいステキ。作品を撮っていても、たとえば椅子にジャケットをかけていることは食事中だとマナーとしてよくないなど、マナーやあり方もすごく意識されていて、きちんと自分で意見が言える。僕はそんなことをまったく考えていなかったので、今回も改めて勉強をさせていただきました」と町田のステキな部分を告白。
「あはは!なんだろうこの時間」と照れ笑いをのぞかせた町田は、「気持ちのいい方だなとずっと思っていて。人と接する時に近寄りがたかったりとか、いろいろ考えることがあると思うんですが、なにも心配がいらない。そういう空気にしてくれる。それはすごい才能、魅力だなと思っています。隣にいても(赤楚から)『疲れた』という言葉や、ため息を聞いたことがない。本当にこの仕事が本当に好きなんだろうなと思いますし、熱量もすばらしい。主演の赤楚くんがこういう人だからこそ、『チェリまほ』は優しい空気感になっていったんだろうなと思う」と熱弁。「それでいて抜けているところもあったりして」と笑顔を向けると、赤楚は「抜けていますか?」と疑問顔。町田は「その自覚がないところもすごくステキ。気づかないでいてほしい。見れば見るほど魅力的で、役者としても刺激をもらっています」と赤楚の魅力についての語りが止まらず、赤楚も「目から優しさがにじみでている。(町田も)『疲れた』とか『しんどい』とか言わないじゃないですか」と応戦するなど、愛情たっぷりのトークを続行。ノンストップの褒め合いに風間監督も「微笑ましい」とニヤニヤしていた。
またこの日は、赤楚が3月1日に28歳の誕生日を迎えたことから、安達の大好物である“おにぎり型”の特大ケーキがサプライズで贈られた。赤楚は「ええ!すごい!」とおにぎりケーキを興味津々の様子で見つめ、「あまりにも大きいおにぎりを目の前にすると動揺するものですね」とおどろくことしきり。「動揺しすぎじゃない?」と微笑んだ町田は、「こういうところがステキなんですよね。本当に素直」と赤楚に再び愛を傾けていた。
取材・文/成田おり枝