MCUにも出演のオスカー俳優、ウィリアム・ハートが71歳で逝去
『蜘蛛女のキス』(85)で第58回アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ウィリアム・ハートが、現地時間3月13日、オレゴン州の自宅で息を引き取った。71歳だった。
「Us Weekly」などによれば、ウィリアムの息子であるウィルは「2022年3月13日、72歳になる誕生日の1週間前に、偉大な父でありオスカー俳優のウィリアム・ハートが亡くなり、家族は大きな悲しみに暮れています。彼は家族に見守られながら、自然に安らかな眠りにつきました。いまは、家族のプライバシーを求めます」とコメントしている。
ウィリアムは、女優のメアリー・べス・ハートと1971年に結婚し1982年に離婚。その後、事実婚だったサンドラ・ジェニングスとの間に息子のアレキサンダー(39)、1989年から1992年まで結婚していたハイディ・ヘンダーソンとの間にサミュエル(32)とウィル(31)、そして1992年から1997年まで同棲していたフランス人女優のサンドリーヌ・ボネールとの間には娘のジャンヌ(28)と、計4人の子どもがいる。看取った家族の詳細などについては明らかになっていない。
MCU作品ではサディアス・"サンダーボルト"・ロス役を演じているウィリアム。2018年5月に進行前立腺癌に罹患し、すでに骨まで転移していることを明らかにしていたが、テレビシリーズ「Pantheon」が撮影中だった。また『The Fence』や『Men of Granite』、そして主演作『Edward Enderby』が控えていたことから、病床に伏していたわけではなく、突然死だったことがうかがえる。映画では、1月に全米で公開された『The King's Daughter』が遺作となった。
文/JUNKO
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