『峠 最後のサムライ』の新公開日が決定!“幕末の風雲児”役所広司の力強さみなぎる新ポスターが完成
司馬遼太郎のベストセラー小説「峠」を、黒澤明監督作品で助監督を務めたことでも知られる小泉堯史監督のメガホンのもと、役所広司主演で初めて映像化した『峠 最後のサムライ』。当初2020年9月に公開される予定だったもののコロナ禍の影響で3度の公開延期を余儀なくされた本作の新たな公開日が6月17日(金)に決定。このたび新ポスタービジュアルが解禁された。
本作は敵軍50,000人にたった690人で挑み、“幕末の風雲児”と呼ばれた越後長岡藩家老の河井継之助を描いた物語。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩が東軍と西軍に二分されたなか、慶応4年に鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発。越後の小藩である長岡藩の継之助は、民の暮らしを守るために戦争を避けようと、東軍、西軍のどちらにも属さない武装中立を目指すのだが、談判は決裂。徳川譜代の大名としての義を貫き、西軍と砲火を交える決断を下すことに…。
このたび解禁された新ポスタービジュアルでは、役所演じる継之助が未来を見据えるかのごとく、曇りのないまっすぐな眼差しを向ける表情が大写しにデザイン。峠の頂から故郷の長岡を遠く見つめる水墨画のような静謐さをたたえていた旧ビジュアルから一転、“最後のサムライ”である継之助の不退転の覚悟とその先に描かれる熱き人間ドラマを象徴する力強いビジュアルに仕上がっている。
全編35mmフィルムで撮影された映像美と、日本映画界に脈々と受け継がれてきた時代劇の技術を継承して描かれるリアリティとスケール。そして正義を貫こうとする継之助を通して現代に問いかけられるリーダーとしてのあるべき姿。満を持して公開の時を迎える歴史超大作を、是非とも劇場で目撃してほしい。
文/久保田 和馬
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