ベストドレッサーは?ゼレンスキー大統領も登場の第64回グラミー賞、トレンドはブラック&ホワイトにピンク!
現地時間の3日に、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで第64回グラミー賞授賞式が開催された。しかし同日には、華やかな祭典の裏で、ウクライナにおいてジェノサイドが起きている悲惨な映像とニュースが飛び込んでくるなど、ロシアによるウクライナ侵攻は、深刻化の一途をたどっている。
そんななか、アカデミー賞授賞式では実現しなかったが、ウクライナのゼレンスキー大統領が、今回のグラミー賞授賞式でビデオでのサプライズ出演を果たした。「音楽によって、爆撃でもたらされた静寂を満たしてください。私たちのストーリー、戦争の真実をソーシャルネットワークなどでできる限り伝えてください」と英語で訴えた。
その後は『グローリー/明日(あす)への行進』(14)で、コモンと共にアカデミー賞などの主題歌賞を受賞したグラミー賞歌手ジョン・レジェンドと、ウクライナ人ミュージシャン、歌手、詩人がレジェンドの新曲「Free」のライブパフォーマンスを披露。それぞれ青と黄色のウクライナの国旗カラーの装いで登場した。
グラミー賞の授賞式は毎年、アカデミー賞などの映画の祭典と比べても、奇抜で露出度の高いユニークなファッションが話題となるが、今回の授賞式では、アカデミー賞のようにウクライナの国旗カラーのバッジや装いはあまり見受けられなかった一方で、恒例の過激な露出のある装いは影を潜め、ハリウッド女優のようなエレガントな装いや、喪に服すようなブラックや白、そして、重苦しい空気を吹き飛ばすかのごとく、トレンドであるビビッドなピンクの装いが目を引いた。
「E!」「USA TODAY」などから絶賛されているのは、アップにまとめたヘアスタイルで登場したレディー・ガガの、黒いワンショルダーと、対照的な白いロングトレーンが特徴のアルマーニ・プリヴェのドレス。さらに、ワーストに選ばれることが多いクリッシー・テイゲンの、アップにしたヘアスタイルに、Nicole + Feliciaのマゼンタピンクのストラップレスのクチュールラッフルドレス姿などだ。
そのほか、最優秀新人賞をはじめ、3部門で受賞を果たした、オリヴィア・ロドリゴのロンググローブと、ヴィヴィアン・ウェストウッドの黒いボディタイトなクチュールドレス、デュア・リパのヴェルサーチのセクシーな黒いハーネスドレス、セイント・ヴィンセントのグッチのピンクのスパークリング&ラッフルドレスや、ヘイリ―・ビーバーのシンプルなサンローランのオフショルダードレス。
スウィーティーのピンクのブラトップにボールドレス、ドージャ・キャットのヴェルサーチのシアードレス、ホールジーのプレシアのドレス、レイチェル・ゼグラーのディオールのオフショルダーのシフォンドレスなどがベストドレッサーとして選ばれている。
ベストドレスではないが、男性陣ではジャスティン・ビーバーがグレーのオーバーサイズのスーツにマゼンタピンクのニット帽、テイゲンと夫のレジェンドが、黒スーツでピンクと黒コーデ、オールブラックのコートニー・カーダシアンとレッドカーペットを歩いた婚約者のトラヴィス・バーカーは黒いスーツにマゼンタピンクのジャケットをセルフコーデしていた。
文/JUNKO