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千の顔を持つキム・テリ、「二十五、二十一」のナ・ヒドを演じられたのはナム・ジュヒョクのおかげ?

映画ニュース 2022/4/17 10:30

千の顔を持つキム・テリ、「二十五、二十一」のナ・ヒドを演じられたのはナム・ジュヒョクのおかげ?

もちろん最初から最後まで、全てが順調だったわけではない。ナ·ヒドとペク·イジンの、お互いへの気持ちが深まっていくによって、恋に落ちたナ・ヒドを表現するのが大変だったという。

「ナ・ヒドがペク・イジンを意識したり焼きもちを焼いたりするシーンが難しかったです。ドラマ序盤では何も考えずに自由に演技していたのに、話数が重なるほど、"どうすれば嫉妬する姿も可愛く見えるかな?変な子に思われたりしないかな?"と悩みながら、ナ・ヒドの言動を研究し始めたのです。そこが間違いだったと思います。なぜかというと、なにも計算せずに自分のありのままの感情を表に出すのがナ・ヒドの魅力的なところなのに、"こんな演技をしなければ!"と悩めば悩む程、ナ・ヒドの魅力がなくなってしまっていたからです。そこに気付いてから、ペク・イジンの視点から考えてみたのですが、"ナ・ヒドは可愛く見えるためにわざと飾ったりしなくても、そのままで十分可愛くて愛おしい"という結論に達しましたね」

ネット上で「お似合いすぎる」「尊い」という声が上がっていたペク・イジンとナ・ヒド
ネット上で「お似合いすぎる」「尊い」という声が上がっていたペク・イジンとナ・ヒドtvN

キム・テリは劇中、現在と過去を繋ぐ媒体となるナ・ヒドのダイアリーを直接書けなかったことが心掛かりだと語っていた。ただ、フェンシングに関する内容だけは、全てキム・テリが実際フェンシングを学ぶ時に感じだことを反映していたという。

「あまり記憶力がよくないので、頻繁にメモをとるようにしています。実はナ・ヒドのダイアリーも自分で書きたかったのですが、毎回台本を受け取ってから膨大な量の日記を書くのは、どうしても無理でした。途中から内容が追加される時もありましたしね。ただ、"足が遅ければ腕だけでも早く動かないと"とか、"筋肉が付いてきている気がする"のような、フェンシングに関する日記だけは、実際私が訓練を受けながらとっていたメモを参考にして作成したものになります」

ペク・イジンが苦しんでいる度に彼を慰め、前に進める力を与えてくれたナ・ヒド
ペク・イジンが苦しんでいる度に彼を慰め、前に進める力を与えてくれたナ・ヒドtvN

キム・テリは劇中ナ・ヒドが使っていたPC通信ID"ライダー37"の誕生秘話も公開した。"ライダー(Ryder)"は、90年代韓国で大人気だった漫画「フルハウス」の男性主人公の名前である。

「当時"ライダー"の人気があまりにも凄すぎて、そのIDは既に誰かが使っていたので、仕方なく"ライダー1"から1個ずつ数字を入れてみたら"ライダー37"まで来てしまったという設定です(笑)。そういう細かいところまでちゃんとあの時代の雰囲気やナ・ヒドの性格がわかるように念を入れている作品でした」

ナ・ヒド役を演じながら、深く考えず、自由に演技する楽しさを覚えたというキム・テリ
ナ・ヒド役を演じながら、深く考えず、自由に演技する楽しさを覚えたというキム・テリtvN

二十五、二十一」は日本と韓国だけでなく、世界の韓国ドラマのファンの間でも話題を集めた。キム・テリは同作の人気の要因について、"楽しくて軽い気持ちで見られるから"とコメントした。

「たとえば"ミスターサンシャイン"でコ・エシンを演じる時は、ここまでたくさんの方に応援されているという実感はなかったです。おそらく歴史ドラマだった上に、朝鮮時代の最高名門家の令嬢を演じていたので視聴者も少し距離感を感じたのではないかなと思います。一方、ナ・ヒドはすぐ友達になれそうな子だから、より親密さを感じて可愛がってくれたんじゃないですかね。また、"ミスターサンシャイン"は完成度はとても高い作品ですが、韓国の歴史や時代背景がわからない人には少し難しかったかも知れないです。逆に"二十五、二十一"はなにも考えずに、気軽く笑いながら見られる作品なので、よりたくさんの方に楽しんで頂けたのかなと思います」

ありのままのナ・ヒドの魅力を発散したキム・テリ
ありのままのナ・ヒドの魅力を発散したキム・テリtvN

しかし、キム・テリは「二十五、二十一」がただ楽しかっただけの作品として記憶に残ることは望んでいなかった。

「今回の現場に、"ミスターサンシャイン"で一緒に働いていたスタッフもたくさんいたのですが、みんな口をそろえて"ミスターサンシャイン"の撮影が"二十五、二十一"より大変だったと言うんですよ。でも個人的には、"ミスターサンシャイン"は大先輩たちから演技についていろいろ教えて頂いて、すごく楽しかった記憶しかないんですよね。一方"二十五、二十一"を撮影する時は、いっぱい悩んだり苦しんだりしていましたが、それもまたいい勉強になったので、辛かった瞬間もちゃんと自分の中に刻み付けておきたいと思います」

取材・文/柳志潤

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