ブルース・ウィリス、出演作で空砲を誤射していた?共演女優が証言もプロデューサーは否定

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ブルース・ウィリス、出演作で空砲を誤射していた?共演女優が証言もプロデューサーは否定

ブルース・ウィリスの失語症公表を受け、『ハード・キル』(20)の撮影中に、ブルース・ウィリスが、少なくても2回、発砲シーンではないタイミングで空砲を誤射していたとの証言が明らかになった。

20人以上の関係者の証言などから「LA TIMES」が報じたところによれば、撮影現場では、スタッフや共演者らは数年にわたってウィリスに“なんらかの異変”を感じ取っていた様子が明らかになっている。2020年6月に、『アウト・オブ・デス』(21)のマイク・バーンズ監督が、ウィリスのセリフを短くするよう、脚本家にメールで指示したことや、昨年4月の『White Elephant』の撮影中には、ウィリスが自身が撮影現場にいる意味をスタッフに尋ねるなどのショッキングな出来事があったようだが、今回最も衝撃的だったのは、ララ・ケントの証言とされるものだ。

【写真を見る】ブルース・ウィリスが体を張ったアクションを披露する『ハード・キル』…共演者が語った衝撃の出来事とは?
【写真を見る】ブルース・ウィリスが体を張ったアクションを披露する『ハード・キル』…共演者が語った衝撃の出来事とは?[c]Everett Collection/AFLO

「NY Post」などによれば、『ハード・キル』でウィリスの娘役を演じたケントは、「私の人生がこれで終わると思っていた時に、(父親役の)ブルースが私を救ってくれるというシーンで、ブルースのセリフを合図に私が身をかがめ、ブルースが発砲するというシナリオであることを確認していましたが、1度ならず2度も違うタイミングで発砲しました」と語っているというのだ。

マット・エスカンダリ監督はノーコメント、ケントの元フィアンセでもある本作のプロデューサーはこの証言を否定しているが、現場のスタッフの何人かは、ケントの証言を認めると共に、常にウィリスの一挙一動に注意を払っていたことを認めている。

アレック・ボールドウィンのケースのように、間違って銃弾が入った銃を発砲していれば大事件に発展していた可能性もあるが、空砲だったため、2日間にわたる撮影は無事終了したようだ。

アレック・ボールドウィンの誤射事件は記憶に新しい
アレック・ボールドウィンの誤射事件は記憶に新しい[c]Everett Collection/AFLO


また17年間にわたってウィリスのスタントマンを務めてきたスチュワート・ウィルソンは、「The Sun」に対し、「ここ数年間にわたってブルースに様々な変化が見られたことは確かです。ブルースのような大スターにはいろんなことが起こるものなので、あまり気に留めていませんでした。しかしこれだけ長く一緒にいると、彼が抱えているのは記憶力に関する問題だけではないことは明らかで、ある時点でスタッフらも異変に気が付いたようです」。

「その後、ブルースが様々な検査を受けていたことで、なにか問題を抱えていることはわかっていましたが、明確には知りませんでした。12月に仕事をしたのが最後ですが、私たちはブルースが少し俳優業を休むのだろうと思っていたので、まさかこんなことになるとは考えてもいませんでした。2週間ほど前に見かけたときは、少し痩せたかなと感じるくらいでした」と大きな異変が生じたのは、最近のことであると示唆。しかし、ウィリスが仕事をやめれば自身の仕事もなくなることを認めており、様々な理由でウィリスの周囲の人間たちが“なんらかの異変”に気が付いていながら、見て見ぬふりをしてきたこともうかがえる。

文/JUNKO

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