エリザベス女王が初めてコロナ罹患の経験を語る「強い疲労感が残る」
今年の2月、チャールズ皇太子、カミラ夫人に続いて新型コロナウイルスに感染したエリザベス女王が、初めて自身のコロナ罹患の経験を語った。
エリザベス女王は先日、ホワイトチャペルにあるRoyal London Hospitalの医療従事者や、元入院患者の男性とオンラインで面会。2020年12月にコロナに感染したこの男性は、7週間同病院で人工呼吸器を装着し、現在も回復過程にあるそう。さらに、兄と父を亡くしているという。感染した当時の様子について「部屋に酸素がないと感じるほど息ができず苦しかったので、もっと酸素が欲しくて窓から顔を出しました」と振り返ると、エリザベス女王は「回復されてよかったですね。とにかく強い疲労が残り、疲労困憊状態になりますよね。罹患後の結果もよろしくない、ひどく恐ろしいパンデミックです」と自身の経験についても語っている。また家族に会えなかったことがつらかったと語る男性に、「それは大変だったでしょうね」と寄り添った。
コロナ罹患中のエリザベス女王は、「軽い風邪のような症状」として簡単な公務を続けていたようだが、そのほかの症状についてはなにも明かされていなかった。現在も疲労感などが残っているのかは不明だが、最愛の夫フィリップ王配の死後激やせ。コロナが追い打ちをかけて笑顔が寂しげだといわれていたが、今回は歯を見せた少しいたずらっぽい女王スマイルが復活し、安堵の声も寄せられている。
エリザベス女王はコロナ感染中からオンラインでの公務を続けており、現地時間3月29日に行われた、故フィリップ王配の追悼式典には杖をついて参加。しかし歩行が難しいことから、4月14日のイースターの式典は欠席している。
文/JUNKO
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